2017年7月23日日曜日

国境なき医師団、医療施設再開

RFI の今日のニュースでは、
これがトップでした。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072300127&g=soc

こうした活動が、
日本でももっと認知されるといいと思います。

2017年7月22日土曜日

le ciel attendra

Les Hérities(奇跡の教室)を撮った、
マリー=カスティーユ・マンシオン=シャールの新作、

le ciel attendra (2016)

を見てみました。
この作品は、去年の東京国際映画祭で、
『ヘヴン・ウィル・ウェイト』というタイトルで公開されたようです。

https://www.youtube.com/watch?v=cxr0pAi3gIw

17歳のソニアと、16歳のメラニー。
二人の、「ふつう」の、可愛らしい少女たち。
彼女らは、それぞれに、
IS の「勧誘係」に篭絡され、
両親を、友達を、フランスを嫌い、
ついには、シリアに向かう決心をします。
ただしソニアは、アクシデントから出発が遅れ、
その後、「勧誘係」がテロ容疑で捕まったのを契機に、
彼女もまた監視下におかれます。
そしてメラニー。
よりナイーヴで、心優しく繊細なメラニーは、
ネットで出会った「プリンス」に洗脳され……

この映画は、とてもこわい。
「ふつう」の少女が洗脳される過程を、
そして、その洗脳から復帰する難しさを、
またその復帰しようとする本人の、
強い不安を描いているからです。

洗脳されたソニアを前にして苦悩する父親を演じるのは、
おなじみのZinedine Soualem。
つまり、ソニアの父親はアラブ系だということになります。
つまり、IS と「アラブ」は、決して「同じ」ではないのですね。

途中、「脱洗脳センター」を取り仕切る女性が出てきますが、
これは、Dounia Bouzarが「本人」を演じています。
イスラムが専門の宗教人類学者として知られる彼女は、
まさにこの映画に描かれているような、
少年少女へのISの勧誘などの専門家でもあります。

今探したら、Dounia Bouzar のこんな記事がありました。
シュピーゲルに載った記事の英語版です。

http://www.spiegel.de/international/europe/france-struggles-to-deal-with-young-jihadist-exodus-to-syria-a-1001254.html

彼女は実際、子どもが「過激化」した時の、
親たちのためのホットラインを開設した、とあります。
そしてそこには、
毎週約5件の相談があり、
友だちがおかしい、という子供たちからの相談もあると。

以前触れたこの映画も、
これに近いテーマでした。

http://tomo-524.blogspot.jp/2016/05/ne-mabandonne-pas.html

どちらの映画も、
これを描かなければ、という、
強い思いが伝わってきます。

   ◆

個人的には、舞台がクレテイユであることも、
とても気になりました。
市役所や、クレテイユ湖や、
「カリフラワー」と呼ばれるクレテイユ名物の建物も映っています。
監督のマンシオン=シャールは、クレテイユの祖母の家に、
よく遊びに来たのだと語っています。
で、
なんと迂闊でさっき気づいたのですが、
やはりクレテイユを舞台にした映画、

La Première étoile

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/la-premiere-etoile.html

の脚本は、彼女が書いているのでした!
彼女はかなり、
クレテイユな人のようですね。

最後になりましたが、
この映画の「時間」の扱い方は独特で、
おもしろい試みだと思いました。
二人の少女が交差する感じを、
うまく形にしていると言えるでしょう。

2017年7月21日金曜日

廃止賛成

EUでは、すでに廃止。

https://this.kiji.is/258416532590937591

https://twitter.com/ambafrancejp_jp/status/885461659430526976

アメリカの製薬会社の中には、
「死刑執行に用いる薬品は販売しない」
と宣言するところも。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7440.php


2冊

気になっていたブレイディみかこの本を、
2冊読んでみました。

『ヨーロッパ・コーリング』
『ザ・レフト ~UK左翼セレブ列伝』

おもしろい!
「地べた」からみたイギリスの(政治)状況が、
とてもリアルに伝わってきます。
前者は、時評集であり、
ネットで読めるものも多いようですが、
やっぱりこうして本で読むほうがずっといいです。
分節化、というか、切り分けるその視点が鋭利で、
勉強になります。
また後者は、
Mr.ビーンを演じたローワン・アトキンソンや、
『ハリーポッター』のJ・K・ローリングなどが、
どんな点で「左翼」であり、
彼らはイギリスでどんなポジションにいるのか、
が書かれています。
初めて知ることも多く、
どんどん読めました。
『パレードへようこそ』なんかも出てきて、
授業で使えそうなネタでした。

次は、『子どもたちの階級闘争』を読んでみます。

ところで日本には、
「左翼セレブ」は……いない?


2017年7月20日木曜日

授業終了

というわけで、
前期(正式には春学期)の授業が終了しました。
あとは、テストの採点と、レポート読み。
それが終わって、
大学院の(夏の)入試が終われば、
やっと少しほっとできそうです。
(あ、でも今年は入試の後に、
海外の大学を招いてやるワークショップがあるんでした。
これはただ、わたしは途中までの参加です。
出張の出発日が来てしまうので。)

そういえば先日、クルマがちょっと故障したのですが、
それを直したのもつかの間、
またもや同じような不具合が発生!
まあ二度目なので、今度は、
「また!?」
という感じです。
明日、クルマ屋さんに再度持ち込みです。

ずいぶん前、
ある作家同士の対談を読んでいたら、
先輩作家が後輩に、
「クルマを運転すると、世界の見え方が変わるよ」
とアドヴァイスしていました。
今はもうそんなことはしなくなりましたが、
夜中にちょっと思い立ってラーメン食べに行ったり、
カラオケに行ったりするには、
クルマはたしかに便利ですから、
小説を書く人にとってみれば、
それは、作品「世界」が「変わる」ことに繋がるのかもしれません。

前回クルマ屋さんと話していたときのこと。
「今はもう、ほとんど2000cc以下のクルマが中心で、
3000cc以上となると、
スポーツ選手とか、芸能関係とか、
そんな感じですね」
ああ、やっぱりそうなんですね。

2017年7月17日月曜日

「安倍首相よ、即刻辞任しなさい」(白井聡)

https://mainichi.jp/sunday/articles/20170710/org/00m/010/004000d

「自発的隷従」という言葉も、
かなり広がってきましたね。

美貌と最高殊勲

先週と今週の総合芸術系のゼミでは、
『美貌に罪あり』と
『最高殊勲婦人』
という、
増村保三の2本の初期作品を見ました。
前者はなかなか興味深く、
後者は、やや浅いかな? という印象でした。

そして両者に共通しているのは、
(監督や脚本もそうなんですが)
なんといっても主演の、若尾文子です。
今見ても魅力があります。

https://www.youtube.com/watch?v=RKmyh5584hw

↑ でもそうですが、
やっぱり、『青空娘』は外せませんね。

2017年7月15日土曜日

「今夜もごちそう様!」

こんなツイートが。

https://twitter.com/today_gochisou

Diamant Noir

Arthur Harari という若い監督の、

Diamont Noir (2016

という映画を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=k8u9SlPuqWY

アントウェルペン(アントワープ)でダイヤモンド業を営むユダヤ人一家。
そこに、長く音信不通だったピエールが戻ってくる。
彼は、ユダヤ一家の主人ジョゼフの甥にあたるのだが、
実はピエールは、
かつてこの家を追われた父の復讐を目論んでいた。
しかし、ダイヤモンド業に親しみ、
一家と親密になるにつけて、
彼の心は揺らいでゆく……
というお話。

ダイヤモンド業界の内実、
活躍するユダヤ人、インド人(ジャイナ教徒)。
そしてアントウェルペンの街。
ほとんど知らなかった世界で、
興味深かったです。
展開自体はゆっくりですが、
画面には(ハードボイルド的な)緊張感があって、
地味ですが、よくできた映画だと思いました。

29.9%

Enfin, 30%を切りました。
これもまた、「レッドライン」なのでしょう。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071400769&g=pol

Le 14 juillet

Get Lucky !

http://www.programme-tv.net/news/buzz/121607-defile-du-14-juillet-la-fanfare-joue-du-daft-punk-emmanuel-macron-et-le-public-ravis-video/


https://www.youtube.com/watch?v=h5EofwRzit0

2017年7月13日木曜日

Pour Walou

これはそれほど気に入っているわけじゃないんですが、
歌詞の途中に

japonais

が、しかも目立つところに入っているので、
一応挙げておくことにします。

https://www.youtube.com/watch?v=qUvj_Dgl_5M

On s'envoie des Snapchat depuis des mois
Arrête tes manières, il serait temps qu'on se voit
Tu me trouves des excuses à chaque fois
Tu me dis que ton genre de boug, non c'est pas les renois
Pourtant t'as liké toutes mes photos
Tu dis que j'suis beau gosse à ta poto
Et, pourquoi tu rages quand j'suis avec mes pine-co?
Tu sais pas c'que tu veux j'en deviens loco, eh

Mais à chaque fois, tu m'dis t'es pas libre
J'regarde ta story et j'vois que tu galères
Arrête de mentir, tu sais, j't'ai cramé
Mes amis me disent qu'tu m'prends pour un taré
Elle parle japonais et thaïlandais, même coréen
C'est une chinoiserie
Japonais et thaïlandais, même coréen
C'est une chinoiserie

Elle sort en club, pour walou
T'as un gros boule, pour walou 

何か月の前から Snapchat を交換する女の子がいるのだけれど、
しかもオレの写真にはどれも like を押してくれたのに
どうしても彼女がデートしてくれない。
で、オレのダチたちは言うのさ、
彼女はおまえをアホだと思ってる、
彼女は日本語もタイ語も、韓国語だって話すんだぜ、
わけわかんない女さ……

Mask off / Future

もう、何十回もラジオで聞いた曲、Future の

Mask off

まあ、単純と言えば単純ですが、
耳に残るメロディーではあります。
そして今日、近所のサブウェイでも流れていて、
やっぱりヒット曲はちがうな!
と思いつつも、
歌詞の内容を思うと、
東京郊外のサラリーマンたちも来てる店の雰囲気と、
あまりにかけ離れているのでちょっとクラクラ……

https://www.youtube.com/watch?v=xvZqHgFz51I

サビの部分の歌詞は、

Percocets, molly, Percocets
Percocets, molly, Percocets
Rep the set, gotta rep the set
Chase a check, never chase a bitch
Mask on, fuck it, mask off
Mask on, fuck it, mask off
Percocets, molly, Percocets
Chase a check, never chase a bitch
Don't chase no bitches 

で、わたしは調べるまで知らなかったのですが、
Percocets も molly も麻薬(としても使われる薬)の名前で、
要は、Future がかつてはそういった世界にいたのだけれど、
その後歌手として自立し、
そういった世界からは足を洗った、
という物語を歌っているようです。
だからタイトルの Mask off とは、
その時代の仮面を脱いで、
というニュアンスもあるのでしょう。

『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』

こんな映画が公開されるんですね。

https://www.youtube.com/watch?v=LSfaEf8qgBA


今朝のニュースから

今朝、France2 のニュースを見ていたら、
フランスで減税が提案されていると伝えていました。
ただしこの減税、
所得が多い人ほど恩恵を受ける度合いが強く、
「不服従のフランス」などは、
もちろんその点を批判しています。
当然ですね。

またドイツでは、保護主義的な法案が議論されています。
つまり、
外国企業が、ドイツ企業を買収するのを制限しようというのです。
これは、明らかにネオリベ的価値観とは逆行しています。

そういえばボルドーでも、
ワインを造っている企業が、
中国系企業に買収され、
その結果ブドウ栽培業におけるフランス人就労率が下がっている、
という話を聞いたことがあります。
ドイツは、
こうしたことが起きるのを危惧しているのでしょう。

土地と人との結びつきを無視することなど、
ネオリベにとっては何でもないこと。
これがグローバリズムだとしたら……

2017年7月9日日曜日

18%

各種世論調査で、
現政権の支持率が急激に下がっています。
たとえば、NNNの調査だと、

支持する :31.9%
支持しない:49.2%

となっていて、
ふつうに考えれば「末期的」な数字です。
しかも、もう少しだけ詳しく見てみると、

*********************************************

[ 問2] [問1で「(1)支持する」と答えた方へ]安倍内閣を支持する理由は何ですか?
  (1)安倍総理の人柄が信頼できるから14.4%
  (2)閣僚の顔ぶれに期待がもてるから2.2%
  (3)支持する政党の内閣だから17.4%
 (4)政策に期待がもてるから12.6%
 (5)他に代わる人がいないから42.2%
 (6)特に理由はない7.0%
 (7)その他2.6%
 (8)わからない、答えない1.7%

**********************************************

つまり、
支持している 31.9%のうちの42.2%が、
消極的な支持だということになります。
ということは、
ちゃんと支持しているのは、
全体の18%程度だということになりますね。

2017年7月8日土曜日

2040までに

2040年までに、ガソリン&ディーゼル車の販売終了へ、
というニュースをフランス2のニュースで見たときには、
おお! でもそんなことができるの?
と思いましたが、
やっぱりこのニュースは、
日本やアメリカなどでも大きめの扱いのようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170707-00000005-jij_afp-env

実は今、主に通勤に使っているクルマが故障中で、
用意してもらった代車(2400cc)を使っているのですが、
これがなんと、自分のクルマ(1600ccのコンパクトカー)より運転しやすい!
やっぱり、排気量って正直です。

(でもまあ、一人で移動することが多くて、
そのたびに大きなクルマごと移動するのもムダなので、
サイズを変えようとは思わないんですけどね。)


2017年7月7日金曜日

盧溝橋事件

80年前の今日、
盧溝橋事件が起きました。

印象的な記事が二つ。

https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010347640.shtml

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170707-00000100-jij-cn

実は来週の「ワールド映画ゼミ」では、
『覇王別姫』を見る予定です。

https://www.youtube.com/watch?v=wDm8UIOox6s

この映画を見るには、
いろんな背景を知っていることが必須なのですが、
盧溝橋事件もその一つです。

80年、ですね……

2017年7月6日木曜日

Happy

というわけで、
リバティー・アカデミーの春の講座、
今日で最終回を迎えました。
で、
恒例のポトラックですが、
これはいつも通り、かなり豪華版💛
みなさんの手作りのラタトゥイユやサラダやケーキを頂いていると、
やっぱり、
料理というものがどれほどクリエイティヴで、
人間の生活の根っこの部分に繋がっているのかを、再認識させられます。
料理というのは、素晴らしいです。
もちろん、こうした素晴らしい料理を持ち寄ってくださる生徒さんたちも。
Merci beaucoup !

また、秋からの講座でお目にかかりましょう!

2017年7月2日日曜日

Enfin, il a perdu.

藤井四段、
ついに負けてしまいました。
今日は休みだったので、
昼食の時にちょっと中継を見たばっかりに、
結局、ついさっき終わるまで、
とりあえず i-pad ではAmeba に合わせていました。
将棋ですから、
長考の局面も当然あり、
そのときは、違うことをしながら、
時々確認するという感じで。

そう遠くない将来、
彼がタイトル戦に臨む時を、
楽しみにしたいと思います。
特に、将棋ファンならだれでもそうでしょうが、
羽生三冠との対決は、
ぜひ実現してほしいです。
その時は、朝から見ます!

2017年7月1日土曜日

A moi seule

レダ・カテブ主演という一点で見てみたのは、

A moi seule  (2012)

です。
これは「風変りな」映画で、
ふだんなら、わたしはまず見ないタイプのストーリーです。
10歳の時に誘拐され、8年間監禁されていた少女が、
ある日、なぜか、解放されます。
彼女は当然保護され、母親も駆けつけます。
でも、彼女がこの新しい現実と折り合うのは、
簡単ではなく……

https://www.youtube.com/watch?v=_-R3TFR6uqY

映画は、この重苦しいストーリーのわりには、
見ていてすごくつらい、というほどではありません。
というのも、物語の冒頭に少女は解放され、
監禁されていた時間は、
回想としてしか描かれないからです。
しかも、犯人は、暴力的な面を抱えながらも、
自分をヴァンサンと呼ばせ、
tu で話しかけさせ、
レイプしたりはしないのです。

ラスト、
解放された少女は、新しい「現実」とも、
8年間の「現実」ともうまくやっていくことができず、
ついに、入院していた刑務所のような病院を逃げ出し、
(今度は逃げるのです、(受動的に)解放されるのではなく)
彼女にとってのほんとうの「現実」を探しにゆきます。

レダ・カテブは、いつも通り、よかったです。
(ただファンなだけ!?)
また、少女の母親として、
ノエミ・ルヴォヴスキ Noémie Lvovsky が出ていて、
こちらの演技も素晴らしかったです。

Demain tout commence

去年公開された、オマール・シーの新作、

Demain tout commence

を見てみました。
(日本でも、『あしたは最高のはじまり』というタイトルで、
9月9日から公開のようです。)

https://www.youtube.com/watch?v=Rg3ZfTtDzT4

この予告編を見れば、
だいたいのストーリーはわかります。
(が、伏せられている大事なこともあります。)

フランスではヒットしたし、
ALLOCINEでの観客の評価も高いです。
オマール・シーは、今やフランスを代表する俳優だから、
彼が主演で、そこそこ楽しめる映画なら、
ヒットはするのでしょう。
ただ、映画として見たら、『最強のふたり』には遠く及ばないかな?
これはオマール・シー自身のせいではないですが。

舞台のほとんどはロンドンなのですが、
この魅惑の都市を、
もっともっとチャーミングに見せられた気もします。
また、『ハリ・ポタ』シリーズでブレイクしたクレマンス・ポエジーも、
今回は華がないような。

細かいところで面白かったのは、
オマール・シーが、Lowell という英語圏の男性を紹介された場面。
彼の返事は

Je préfère l'OM. Désolé.

であり、Lowell さんは「?」となるのですが、
これは、発音上、
Lowell ≒ L'OL(=L'Olympique Lionnais)
を踏まえて、
オレはL'Olympique Marseille のほうが好きだ、
という意味なのでした。
(字幕はどうなっているのでしょうか!?)

2017年6月30日金曜日

Il a déjà tes yeux

監督が リュシアン・ジャン=バテイスト、
共演がアイサ・マイガ、
ヴァンサン・エルバーズ、
とくれば、見ないわけにはいきません。

Il a déjà tes yeux

https://www.youtube.com/watch?v=7mNuKbk01ZA

これは、黒人夫婦が、白人の赤ちゃんを養子にするというお話です。
楽しかったです。

セネガル系のサリと、
マルチニック系のポールには、
子供ができませんでした。
で、養子を申請して、待つこと数年、
ついにASEから連絡が。
でも、紹介された赤ちゃんは、
かわいい白人のバンジャマンでした。
二人は大喜びで赤ちゃんを受け入れますが、
サリの両親、
またASEの担当者も、
この縁組に不満を持っています。
(ただしASEには、多くの賛成者もいます。)
この縁組は、うまくいくのか? という物語です。

コメディですから、結末はハッピーで、
そこに至るまでの紆余曲折こそが映画なわけです。
もちろん小ネタもちょいちょい出てきて、
たとえばサリの母親は、バンジャマンという名前を、
かってにベンヤミンと発音し、
「これってちょっとユダヤ的じゃない?」
(あのベンヤミンはリアルにユダヤ人でしたね)
と言ってみたり、
リアル・ユダヤ人であるヴァンサン・エルバーズに、
「こどもを連れてスーパーで買い物してる姿っていうのは、
ユダヤ-キリスト教的世界観じゃない?」
なんて言わせてみたり。

そして個人的に印象的だったのは、
サリが出身地を聞かれる場面。

T’es de quelle origine ?   
Créteil. Val-de Marne. 

やっぱり、リュシアン・ジャン=バティスト監督は、
クレテイユが好きなんですね。
(ただし今回は、クレテイユのメルクマールは見つかりませんでした。)

そういえば、アラブ系のNaidra Ayadi が、
ASEの係員として登場していました。

une autre

と思ったら、
もう一人(?)、今日発見しました。
別の寄せ植えです。


こちらはまだ体調1センチちょっとくらいで、
昨日の子よりもっとチビちゃんです。

寄せ植え、カマキリたちに人気です!

2017年6月29日木曜日

une petite mante religieuse


これは、一週間くらい前の写真。
寄せ植えが、
なかなかきれいに咲いていました。

で、この写真の向かって左端の、
実はガーデニングのプロに作ってもらった一番きれいな寄せ植えに、
このごろ、
ひとり(?)住人がいます。
わかるかな?


ちょうど写真の真ん中に、
ちいさなカマキリの赤ちゃんが、
頭を下にしてぶら下がっています。
かわいいです💛

Marie et les Naufragés

パメラ・ポンズ見たさだけで見始めたのは、

Marie et les Naufragés (2016)

です。

https://www.youtube.com/watch?v=uzclWC7teX8

(この bande-annonce は面白そう、なんですけど。)

この監督は、以前日本でも公開された、
『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』
を撮った人です。
このとき同様、
登場人物が唐突に自分史を語ったりするのですが、
わたしはうまく波に乗れませんでした。

Bienvenue à Marly-Gomont

フランス映画で活躍するアフリカ系俳優と言えば、
やはり真っ先にオマール・シーが思い出されますが、
じゃあ女優では?
と考えると、わたしなら、
アイサ・マイガのことを考えます。
たとえば、

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/04/pret-tout.html

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/05/aujourd-hui.html

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/04/blog-post_29.html

で、彼女が出ている去年公開の映画、

Bienvenue à Marly-Gomont

を見てみました。


舞台は、ベルギー国境に近い小さな村、マルリー=ゴモン。
1975年のある日、
キンシャサ出身の夫婦と子供二人が到着します。
この父親は、つい最近、
フランスで医師免状を取得したばかり。
そして何とかフランス国籍も得ようと、
この医師不在に悩まされていたこの村に赴任することを選んだのでした。
(で、家族はキンシャサから呼び寄せて。)
でも、
村人たちは、初めて見る黒人に恐怖を覚え、
無論誰一人診療になど行きません。
どうすれば彼らはこの村に「同化」できるのか……?
というお話です。

この映画は実話に基づいていて、
主人公の医師の幼い息子が、
今はラッパーとして活躍しており、
しかも、「マルリー=ゴモン」という、
おもしろい歌も発表しています。
(村の描写自体は、
♪ オラ、こんな村やだ~、
に近いかな?
もちろん状況は全然違うのですが。)

https://www.youtube.com/watch?v=GGPXjiwlWZc

アイサ・マイガは、
堂々としていて、よかったです。

2017年6月27日火曜日

『フランツ・ファノンと戦後日本』

明後日です。

*******************

講演会
『フランツ・ファノンと戦後日本  
        ~非西洋は西洋とどのように対話するのか』

セルア・リュスト・ブルビナ パリ第7(ドニ・ディドロ)大学

06/29/2017|木|15:20–17:00
明治大学駿河台キャンパス 12号館2054教室
使用言語|フランス語(日本語通訳付)
入場無料|予約不要|来聴歓迎

Seloua Luste Boulbina 氏プロフィール
 
 哲学アグレジェ。コレージュ・アンテルナシオナル・ド・フィロゾフィ(国際哲学コレージュ)における「知の脱植民地化」プログラム主任。パリ・ディドロ大学社会政治変化研究所共同研究代表研究者。政治・文化面における植民地問題及びポストコロニアルを研究。
 
 氏は、脱植民地化を考察するにあたり、歴史的な出来事や政治的現象だけに頼らず、人々の経験、内に抱えているもの、互いのコミュニケーションにも目を向ける。ポストコロニアルを「二つの世界の間」とみなし、外からの客観的な関係だけではなく、内的で主観的な関係だとする。

**********************



2017年6月26日月曜日

29連勝

今日の藤井四段の相手は、
こちらも「天才」と呼ばれていた増田四段でした。
14歳と19歳の、「天才」同士の対決です。
ちょっと前には、
東大生の学生王者との対局が話題になりましたが、
おそらく、ちょっと将棋を知っている人は、
学生(つまりアマチュア)では敵うはずがない、
と思ったはずで、実際そうなったわけですが、
今回は、ちがいます。
増田四段は、プロの世界でも指折りの若手です。

で、4時過ぎから、
対局終了の9時過ぎまで、
ずっと ameba の中継を追ってしまいました。
序盤、増田四段が押していたように思ったのですが、
いつのまにか、
逆転されて、そのままねじ伏せられました。
この「いつのまにか」感が、
藤井マジックと言われるところなのでしょう。

今日の一局はいわゆる「力戦」(=定石から外れた対戦)でしたが、
藤井四段の勝ちっぷりは、いわば「寄り切り」。
危なげなく、危険を冒さず、着実に勝ちに近づいていきました。
増田四段にも勝ったとなると、
連勝はともかく、
八段クラスとの対戦が始まるまでは、
もうあまり負けないのかもしれません。
これは「天才」ですね。

2017年6月25日日曜日

Papa ou Maman

2015年のヒット・コメディ、

Papa ou Maman

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=CXIzQmPps48

大雑把に言えば、
『ローズ家の戦争』
的な、つまり夫婦間の「戦争」を描いた映画です。
その夫婦とは、
マリナ・フォイスとローラン・ラフィットが演じる、
フロランスとヴァンサン。
二人は離婚を決意し、
それを3人の子供たちに話そうとするのですが、
なかなかそれができない。
でも、やっとのことで話し、
子供たちの行き先は、
子供たち自身に選ばせることにしたのですが、
というのも、
実は夫は(国境なき医師団に参加し)ハイチへ、
妻は昇進してデンマークへ、
旅立ちたがっていて、
なんとか子供たちを元配偶者に押し付けたい、
つまり自分では引き取りたくないと思っているからなのです。
そしてここから、
この母と父の、
「子供たちに嫌われるための大作戦」が始まるのです……。

まあ、エンタメですから、
どうということもないのですが、
ブラック・コメディとしては、たしかになかなかおもしろくて、
楽しめました。
「2」があるので、こちらも見てみるつもりです。

*離婚手続きをする公務員として、
Anne Le Ny が出演しています。

2017年6月24日土曜日

「はてなの中高年は今井絵理子の発言を理解できない」

ああ、これ、
ちょっと思い当たるところがあります。

https://anond.hatelabo.jp/20170624022831

AEDと巨人と玩具

今日は朝9:00 から、大学で、
AED講習を受けてきました。
3年ぶり、2回目です。
説明を受けた後、胸骨圧迫も、人工呼吸も、
AED使用の模擬練習もして、
たっぷり3時間、
中身のある講習でした。
胸骨圧迫は、最近では、
1分間に100~120回が良いとされているそうです。
で、100回未満は良くなくて、
100回以上なら、
効果に差はないとのことでした。
これでわたしも、
「市民救命士」です。
(まあ、2度目なんですけどね。)

そして午後は、
わたしの研究室の院生N君と、
こちらもみっちり4時間かけて、
『巨人と玩具』を見ました。
にぎやかで躍動感のある映画なのですが、
提示されているのは、
「明るいニヒリズム」だと思われました。

http://tomo-524.blogspot.jp/2016/09/blog-post_13.html


2017年6月23日金曜日

Fureur

Fureur (2003)という映画を見ました。
これは……、もっと早く知っていなければならない映画でした。
見落としていたことを反省しています。

https://www.youtube.com/watch?v=sBnUCPWDQ5w

映画のストーリーも、人物造形も、その他もろもろも、
特筆すべきことはないんです。
ただ一点、ヒロイン(ユー・ナン)の背景と、
パリ13区のアジア街という舞台の出会いが、
映画史的には完全に要チェックだと思います。
オランピアッド広場も、オスロ商店街も、ユーロパズィも出てきます。

話しは込み入っていますが、
縦糸は、やはり「恋愛映画」の側面に現れる物語でしょう。
男はラファエル・ラミレス。
スペイン系フランス人で、
死んだ親が残した自動車修理工場を、
弟とともに切り盛りしています。
ただ、経営はかなり苦しい様子。
女はチン。
中国系ですが、生まれはカンボジア。
その後兄と二人で(おそらくは内戦を)タイへと逃れ、
さらに彼女は、一人中国に。
そして5年前から、パリにで暮らしています。
そしてこの二人の恋愛を邪魔するのが、
中国系有力者の息子、トニー・トランです。
彼は、映画の始まりにおいては、
まずはチンのフィアンセであり、
ラファエルのガレージを買い取ろうとする実業家(ワカゾーですが)です。
チンは、トニーなんか嫌いなんですが、
世話になっている親戚夫婦に恩返しするつもりで、
彼らの言いなりになって、結婚するつもりだったのです。
が、ラファエルと出会い、チンは変わります。
「わたしは売り物じゃない!」
と言い残し、親戚夫婦の家を飛び出します。
目覚めたんですね。
そして振られたトニーは、
怒り狂ってラファエルのガレージに放火してしまいます……

このメイン・ストーリーに絡むのが、
ラファエルの弟マニュと、チンの兄トイです。
この二人はそれぞれ、キックボクサーです。
マニュは、経営不振のガレージのため、
トイは、労働許可証を持っていないため、
違法な賭けキックボクシングに選手として参加します。
負けたマニュは、その時の殴られ方があまりにひどく、
命を落とすのです……

この映画、「激情」というタイトルで、
以前、フランス映画祭で上映されたことがあるようです。
13区を舞台にした映画としては、
代表的な1本と言えると思います。
(やっぱり見るのが遅かった! J'ai honte !)

『彼女が消えた浜辺』

ファルハディ監督の、
2009年の作品、

『彼女が消えた浜辺』

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=p5JYzTrO_aQ

イランの海岸に遊びに来た3つの家族。
そしてそのうちの一人の母親が、
自分の子供が通う幼稚園の女性の先生、エリを誘っていました。
ドイツから一時帰国している友人男性に、紹介するためです。
でも、その二日目、エリは姿を消します。
溺れた子供を救おうとして海に飲まれたのか、
黙って家に帰ったのか……

この映画の、わたしにとっての面白さは、
イランの人たちの「生活と信条」が伝わってくるところでした。
夫婦間のなんでもない会話、
彼らのまなざし、
特に女性たちの、
楽し気な、あるいは堂々とした態度。
まったく当たり前ですが、
すごく友達になれそうだと思いました。

群像劇風ですが、
主役はといえば、
エリを誘った母親、セピデーを演じる、
ゴルシフテ・ファラハニでしょう。
彼女は、ここでも主役の一人でした。

http://tomo-524.blogspot.jp/2017/04/just-like-woman.html

そしてこの映画、
(今気づいたんですが)
日本版がありました。
『マリリン&モナ』
です。
これ、面白いんですよね!

2017年6月22日木曜日

BWV1060

Mozart を聞いているときはMozart がいいし、
Brahms を聞いているときは Brahms がいいのですが、
それでも、
強いて一人を挙げるとするなら、
わたしは Bach が好きです。
で、
その中でも、
これもカナリ強いて挙げれば、
BWV1060 の、
2台のチェンバロのための協奏曲(第1番)
が好きです。
(2, 3日前、ラジオを聞いていて、
唐突にこの曲が始まり、
昔からの友人と、
その時いた新宿駅のホームでばったり会ったかのような気がしました。)

https://www.youtube.com/watch?v=KDn7kNOZ-E0&list=PL2CD9B01526286169 C mineur

ほんとに、名曲だと思います。
(ふだん愛聴しているのも、まさにこのピノック版です。
もちろん、CDの音はもっときれいです。)


そしてこの曲は、原曲があるとされていて、
それが、
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲
だとされています。
ただこちらの曲は、楽譜がなく、
仕方ないので、「2台のチェンバロ」を編曲して、
今あるこの曲が作られました。
(というか、復元されました、というべきでしょうか?)

https://www.youtube.com/watch?v=178rHC7EZEQ  D mineur

これもまた素晴らしいです。

そしておもしろいのは、
「2台のチェンバロ」はハ短調なんですが、
「オーボエとヴァイオリン」のほうは、
ハ短調ばかりでなく、
(このYouTubeのように)
ニ短調で演奏されることも多いということです。
というのも、
バッハが自分でチェンバロ用に編曲する際には、
全体が一音下げられていることが多く、
もしそれに倣うなら、
「オーボエとヴァイオリン」のほうは、逆にハ短調から一音上げて、
ニ短調になるんじゃ?
と考えられているようです。

たとえばホリガーは、
クレーメルとはハ短調で、
グリュミオーとはニ短調で、
録音しています。
個人的には、ハ短調のほうが好きです。
(ホリガーとヒラリー・ハーンの組み合わせで聞いてみたい、
ハ短調で!)

mersi は

「ありがとう」は、

mersi

なんですね、ペルシャ語では。
音は merci と同じに聞こえますが、
つづりが違うわけです。
これはフランス語からの借用語のようです。

<ペルシャ語における、フランス語からの借用語リスト>
https://fr.wikipedia.org/wiki/Liste_de_mots_persans_d%27origine_fran%C3%A7aise

イランが少し近くなりました。

2017年6月20日火曜日

陣野さん登場!

23日です。

<シャルリ・エブド襲撃事件について (いまだ)考え続けていること >

http://www.meiji.ac.jp/humanity/info/6t5h7p00000o8uhq-att/6t5h7p00000o8ujo.pdf

学外の方も参加可能です。
(要電話)

Bon Appétit

1か月ほど前にリリースされて、
今週もまたMouv' でかかり続けているこの曲、
Katy Perry のBon Appétit。

https://www.youtube.com/watch?v=dPI-mRFEIH0

ずっとラジオで聞いていて、
遅ればせながら今日MVを見てびっくり。
これ、いろいろマズイですね。
しかもご丁寧に、MVの始まりに、

NSFW  (not safe for work 「職場で(の閲覧)は危険」)

というネオンまで輝かせて。

まあ、彼女の品がないのは、
これが初めてってわけでもないんですけどね。


2017年6月18日日曜日

Histoire d'un amour

Marseille - de guerre lasse の挿入歌、
1958年の歌のようなので、
つまりアルジェリア戦争当時の歌ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=zCPDJfDd9eU

Mon histoire
C'est l'histoire d'un amour
Ma complainte
C'est la plainte de deux cœur
Un roman comme tant d'autres
Qui pourrait être le votre
Gens d'ici ou bien d'ailleurs

C'est la flamme
Qui enflamme sans brûler
C'est le rêve
Que l'on rêve sans dormir
Un grand arbre qui se dresse
Plein de force et de tendresse
Vers le jour qui va venir.

C'est l'histoire d'un amour
Eternel et banal
Qui emporte chaque jour
Tout le bien, tout le mal
Avec l'heure ou l'on s'enlace
Celle ou l'on se dit "adieu"
Avec les soirées d'angoisse
Et les matins merveilleux.

Mon histoire
C'est l'histoire que l'on connais
Ceux qui s'aiment
Jouent la même, je le sais
Mais naïve ou bien profonde
C'est la seule chanson de monde
Qui ne finira jamais...

Marseille - de guerre lasse

マルセイユを舞台にした映画、

Marseille - de guerre lasse (2014)

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=GnV9SNFXNHE

舞台はマルセイユ、2008年。
そしてこの映画の骨格は、
フィルム・ノワールの定番に沿っていて、
まずは、マルチアーノと、ヴェルニョー(チャッキー・カリョ)という、
二人の親分がいます。
で、ヴェルニョーの息子アレックスは、
4年前、マルチアーノの弟を殺し、
その追ってから逃れるため、
外人部隊に入隊しました。
さらに彼の父親も、
それ以上の追跡を止めることの見返りとして、
経営するすべての店の権利を、
マルチアーノに譲りました。
そして、4年後の今、
戦闘によるPTSDを抱えたアレックスが、
「街」に戻ってきます。
それは、恋人だったKatia(サブリナ・ウアザニ)と再会し、
彼女と一緒に逃避行に出るためでした。
けれど、アレックスが戻ったという知らせは、
あっという間にマルチアーノの耳に入り……
というわけです。

ただしこの映画、これは物語の1つの面で、
もう1つ、これと同じくらい重要な面があります。
それは、家族の秘密にかかわる物語です。
実はヴェルニョーは、
かつてアルジェリアで植民者として生きた、
ピエ・ノワールなのです。
しかも、今の彼のパートナーは、
当時彼の家にいたメイドだったアラブ系のライッサ(ヒアム・アッバス)で、
二人の3人の子供(アレックス、カティア、ラシッド)のうち、
アレックス以外は、ライッサと当時の夫との間の子供なのです。
アルジェリア戦争が終わった時、
ピエ・ノワールはヨーロッパに逃げ、
彼らの家で働いていたアラブ系の人たちは、
対仏協力者として、
アルジェリアを追われたわけです。

というわけで、このフィルム・ノワールと家族の物語の結合が、
この映画を独特なものにしています。が、
やはり見ていて、複雑すぎる、と感じないわけにはいきませんでした。
ちょっと詰め込み過ぎたかもしれません。

ただ、マルセイユを選んだ理由についての、監督のこの言葉、

"Un bon décor, ce n’est pas quelque chose de joli qui passe bien à l’image –
c’est un lieu qui raconte une histoire"

これはまったく同感です。

そして、作品が多少複雑すぎるにしても、
今回の俳優陣は、とてもよかった。
しかも馴染みの人たちが多く出ていて、

ジャリル・レスペール(Le Petit Lieutenant) ←母親はアルジェリア系
チェッキー・カリョ(『ニキータ』)
ヒアム・アッバス(『シリアの花嫁』)      ←アラブ系(イスラエル人)
サブリナ・ウアザニ(Mohamed Dubois )   ←アルジェリア系
ムアメッド・アゼルキ(Cheba Louisa)     ←アラブ系
オリヴィエ・ラブルドン(『君を想って海をゆく』)

こんな感じです。
みんなよかったですが、
特に、サブリナは今回、
堂々としていてよかったです。

2017年6月17日土曜日

遅すぎる新年会、また楽しからずや

昨日は、久しぶりの会議デーで、
10:30から5時過ぎまで、
なんと6つの会議がありました。
でもまあ、
一番長引きそうだった会議が意外にあっさり終わり、
おかげで6時過ぎとかにはなりませんでした。
(よかった!)

で、そのあとは、
われらが総合文化教室の、
遅すぎる新年会! でした。
去年は、忘年会もできませんでしたから、
こんな会は久しぶりです。
(昇格した先生のお祝いも兼ねています。)
出張中の先生たちもいて、
全員とはいきませんでしたが、
そこそこ盛り上がり、
楽しかったです。
(この総文の集まりは、
いつだって楽しいんですけどね!)

2017年6月15日木曜日

@池袋ジュンク堂

新しい帯の『フラ語入門』、
ついに本屋さんに並んでいます。
これは今日の、池袋ジュンク堂。



素晴らしい!
ジュンク堂にも、白水社にも、
Merci beaucoup !!

ちなみに、この赤い帯は、
この2,3か月程度使い、
その後は、緑のものに変えていく予定です。

2017年6月12日月曜日

「ひよっこ」

四月に、ふと見始めた「ひよっこ」。
朝の連続テレビをちゃんと(=録画して)見るなんて、
ずいぶん久しぶりだと思ったら、
そう、「ちゅらさん」以来です。
そして「ひよっこ」の脚本は、
「ちゅらさん」同様、
岡田惠和なのでした。

岡田惠和のドラマで印象深いのは、
「彼女たちの時代」です。
今調べたら、1999年でした。
これはなにかちがう、
と思ったのを覚えています。
山田太一もやっぱり好きですが、
この脚本家も好きです。

「ひよっこ」、
今では毎日の楽しみになっています。

『エール!』

カリン・ヴィアールとフランソワ・ダミアンの共演なら、
まあ、外れることはないだろうということで、

エール! (La Famille Bélier

を見てみました。

https://www.youtube.com/watch?v=3xWH1ljOJLg

なかなかいいお話で、
これが「ハート・ウォーミング」というやつなのでしょう。
安心して見られました。

(完全に「重箱の隅」的なことを言うなら、
一家がパリに着いた時、
まずビル=アケム橋を渡り、
そのあとエッフェル塔を間近に見て、
それからラジオ・フランスに到着したわけですが、
まあ、ビル=アケムから見て、
両者は反対方向ですね。)

2017年6月11日日曜日

「トランプ時代の中東」

今、BS・NHKで、
「トランプ時代の中東」
というドキュメンタリーを見ました。


とても引き込まれる内容で、
現場の空気が伝わってきました。
いろいろ記事は読みますが、
やはり、街の雰囲気というのは、
映像のほうがよく伝わります。
まとめ方もわかりやすく、
学生にも見せたいと思いました。
このところNHKは、
「大本営だ」という声も聞かれますが、
この番組はよかったです。
再放送されればいいと思いました。

Vilaine

2008年のフランス映画、

Vilaine

を見てみました。
このタイトルは、形容詞 vilain の女性形ですが、
意味は、映画の中のいろんな文脈に当てはまるので、
一つには決められません。
ロワイヤルの訳語を使うなら、
見苦しい/下劣な/いたずらな
という感じです。
なかなか面白い映画でした。

https://www.youtube.com/watch?v=v9Bt4jUZ-xQ

メラニーは、やや太っていて、
きれいじゃない子、という設定。
で彼女は、あまりに気持ちがやさしく、
周囲の人間たちは、近所の人も、
母親も祖母も、祖母のホームの老人たちも、
メラニーが働くダイナー風の店の店長も、
女友達たちも、みんな遠慮なく彼女を利用します。
でも、ついに、
メラニーは気づきます、これじゃだめだ! と。
その日から、彼女の復讐の物語が始まります……

コメディーですから、復讐と言ってもオモシロ系です。
特に、店長を嵌めるエピソードは面白くて、
彼がメラニーに書かせた求人広告に、
彼が口述させた言葉そのものではなく、
白人至上主義のラシストで女好きの彼の本音を書き、
それを掲示させたところで、
労働監視局に通報する、というものでした。
「求む、なんでもやってくれるホール係、
白人で金髪で25~35歳」
これはまずいですね。

この映画、見ればすぐに気づくのですが、
『アメリ』に似ています。
というか、そのパロディーみたい。
ヒロインの名前も似てるし。
(Mélanie Lupin と Amélie Poulain)

メラニー役のマリウー・ベリーは、
ジョジアーヌ・バラスコの娘で、
なんとリシャール・ベリの姪でした。
ということは、クロアチア系でもあり、アラブ系でもある、
ということになるのでしょう。
また、3人の女友達のうちの一人は、
『最強のふたり』にも出ていたジョゼフィヌ・ドゥ・モー。
もう一人は、『最高の花婿』で、
長女役をやっていたフレデリック・ベルでした。

もう9年も前の映画で、
部屋の棚でずっと眠っていたんですが、
見てよかったです。

「対米従属テクノクラートの哀しみ」

http://blog.tatsuru.com/2017/06/11_0910.php

Robots

ソフトバンクが買った、という話ですが、
それよりも、
そもそもロボットがこんなことになっているのを、
知りませんでした。
この動画、驚きでした。

https://www.msn.com/en-us/money/companies/softbank-buys-robotics-leader-boston-dynamics-from-alphabet/ar-BBCkltE

さらば、TGV ?

TGVから、inOui に、名前が変わるという話題。

http://toyokeizai.net/articles/-/174464

この記事の中にもある通り、inOui は、まずは、

inouï  (前代)未聞の (← in + ouïr「~を聞く」 の過去分詞) 

なんでしょうが、
確かに中に oui が入っています。
ただどうも、
あんまり評判がよくないみたいですが……

http://www.leparisien.fr/economie/tgv-renomme-inoui-la-sncf-critiquee-et-moquee-28-05-2017-6990561.php

2017年6月10日土曜日

『おとなの恋の測り方』

おお、このタイトル、

『おとなの恋の測り方』

と打つだけで、かなり恥ずかしい感じがありますが、
それはともかく、
来週、この七五調タイトルの映画が公開されます。

http://otonanokoi.jp/

で、これ、
少し前にここで触れた、これです。

http://tomo-524.blogspot.jp/2017/02/un-homme-la-hauteur.html

つまり、「測り方」あたりは、
なかなか上手いとも言えるわけなんですね、
恥ずかしいなんて書いちゃいましたけど。

とにかく、主演二人が魅力的なのは、
間違いありません。