2008年11月7日金曜日

伝説の優等生


やっと金曜日。みなさん、今週もお疲れ様でした。(土日のある方、ご苦労様です。)

ブログを書いてらっしゃる方ならお分かりだと思うんですが、日々暮らしていて、お、これはブログネタになるなあ、と思う瞬間、ありますよね。やっぱり、誰かと話したり、なんかやったりした時は、そういうネタが多く生まれるようです。

というわけで、例の日仏の会は、たくさんのネタを供給してくれたので、なんだかそのことをしつこく書きそうなんですが、どうぞお許し下さい。というわけで、あの夜のこと余話・1、です。

あの会には、わたしの知り合いも何人か来てくださいました。(この前書いた、ブログを見てきてくださった方も、もう「知り合い」です!)まずは、みなさんごぞんじ、杉山利恵子先生。(学部こそ違え、明治の同僚なんです。光栄です!)それから(覚えてらっしゃるでしょうか?)ンディアイさんの会の帰りに一緒にしゃべった、ジュンイチロウさん。そして多分20年振りくらいに会った大学の同級生、ジュンコさんです。

ジュンコさんは、素敵なお嬢さんと一緒に来てくれたのですが、実は彼女、大学時代は絵に書いたような優等生だったんです。忘れもしない、「フランス文明史」のノートを借りたことがあるのですが、そのノートは今でも記憶にあるくらい強烈な印象でした。というのも、黒板に書いてあることはもちろん、フランソワ先生がペラペラしゃべったことまで、ちょっと段をずらして書いてあり、さらに、ときどき囲みが挿入され、そこには鋭い「問い」が、書き込まれていたのです。しかもそれは、明らかに授業中に書いたとしか思えず……

あとで分かったことですが、彼女はかつて白百合高校を代表する才女で、フランス語を学ぶ高校生の間では伝説的な存在だったそうです。というのも、どの全国模試でも、フランス語のトップは「○○ジュンコ」と書かれていたからです! そうとは知らず、「ねえねえ、ちょっとノート貸して!」と甘える、タイダな学生もいたのでした…… 困ったことです……(でも、借りたのは「フランス文明史」だけですよね? ジュンコさん!)

そしてそのジュンコさんも、今は素敵なお嬢さんのママです。まったくわたしたちはみんな、時の旅人なんですねえ……(ジュンコさんから、ひとつ仕事を頼まれました。あるCDのライナーノーツです。書けたら、また紹介させていただきます!)