2009年3月16日月曜日

RAP FRANÇAIS ・2


さて、ラップ・フランセ第2弾です。今日ご紹介するのは、ラップ・フランスのごく初期の代表的2人組、NTM (=Nique ta mère. の短縮形)です。Joey Starr とKool Shen の2人は、1988年にNTM を結成し、約10年活動していったん解散します。が、2008年に再結成して、大歓迎を受けました。

2005年、パリ郊外で大規模な「暴動」が起きたわけですが、あの時、街の暴力をあおったとして「犯人」扱いを受けた曲、それがこの Qu'est-ce qu'on attend ? です。(ただし発表は、95年です。)


歌詞はこちら。


これを見ると、どこに Piiiiiiii ! が入っているか、わかりますね。

ところで、ラップ・フランセを語る場合、当然、それぞれの政治的立場が問題になるわけですが、(これも当たり前のようですが、彼らは「恋愛ごっこ」に充足してはいません。)Joel Starr の場合、(陣野さんによれば)例の移民同化委員会のメンバーにもなり、ある意味「取り込まれている」という見方もあるようです。(サッカー選手のリリアン・テュラム、「アメリ」では八百屋のお兄ちゃん、「アンジェラ」 では主演を張った Jamel Debbouze も、やはりその委員会のメンバーだそうです。)

                  ❦

今日は大学で、一年の締めの全体会議がありました。今の職場に来て、やっと1年、つまり1サイクル経験することができました。結論からいえば、わたしにとってはサイコーの職場で、なんだか申し訳ないくらいです。(欲をいえば、大学の周辺に、うまくて安いレストランや飲み屋やカフェが欲しいです!)また来年度も、がんばります!(まあ、ほんとに微力なんですが……)