2009年6月10日水曜日

高校生に


今色々な大学では、高校大学連携プログラムというものがあるようです。勤務先の明治大学理工学部でも、毎週土曜日、10週程度、高校生を対象としたさまざまな授業が開講されます。で、今週末は、わたしの当番なんです。

まあ、理工学部だから、「ロボットなんとか」とか「電気回路かんとか」とか「人工¶§Γα」とかに人気が集まり、「フランス語入門」なんて、もしかしたらゼロ? なんて思ってましたが、なんと82人も応募があったそうで、これはちょっと準備がいる人数になっちまいました!

といっても、高校生だし、1回きりだし…… ということで、結局、まあ簡単な挨拶かなんかから始めて、いくつか「決めセリフ」もやって、最後は「シェリーに口づけ」を歌って締める、という風に考えています。ああ、あとふだんの授業でも使う「あなたのフランス度チェック」もやる予定です。

でもどうなんでしょう、最初になにか「のうがき」を言った方がいいんでしょうか? やっぱりそうでしょうねえ。でも、これはいいとこ5分くらいにしないと、飽きちゃうでしょう。飽きてないようなら、その時は延長します!

でも、高校生に教えるのって、ほんとに久しぶり。大学で非常勤で教え始めた頃は、あまり仕事がなくて、塾や予備校で英語を教えたりしたこともあります。というか、かなり長く教えました。もちろん、そういうパターンはかなりベタで、もうたいていみんな、最初はそんな感じです。

最初の頃は、教える、というほどのことは全然できなくて、今考えるとほんとに下手な先生でした。(当時の生徒さん、すみませんでした!)塾や予備校の先生がたは、教え方の工夫に余念がありません。彼らの姿勢には、学ぶところが大でした。

そういえば、ふと思いだしました。あれは卒業間近の小学校6年生を対象とした、英語の集中講座でのこと。わたしたち講師のための研修があったのですが、その時言われました、中一の定期試験のことなんか考えなくていいですから、3年後、5年後に大きく成長できるような授業をしてください、と。

どうなんでしょう、ほんの少しでも、彼らの役に立ったのでしょうか……? (たぶん立ってないな。)