2010年6月30日水曜日

渋谷へ


今日は収録ではなく、打ち合わせのためだけにNHKへ。
といっても、会議場所はNHK出版のビルでしたが。

集合は5 時で、終わりは10時前だったのですが、
このビル、8 時になると全館冷房停止!
う~ん、暑い…… しかも、その会議室は窓開け禁止!
7 人の熱気がこもります。

まあね、わたしが子どもの頃は、冷房なんてものは存在しなかったので、
気の持ちようでなんとでもなりますが。

それにしても渋谷は、相変わらず人が多いです。
かつては新宿が1番好きでしたが、
毎週のようにきていると、なんというか、情が移るというか、
このごろは渋谷が好きです。

先日のシルバー大学では、
渋谷のどこがいいの??
という意見もあり、それはもう彼女のおっしゃる通り、
ワサワサしてるし、品はないし、子供っぽいです、渋谷は。
でもそこが、魅力なんでしょうね。

たとえば銀座は、
ワサワサしてないし、上品だし、大人っぽい。
そこが弱いんでしょう。
だから銀座の街を歩いていると、
どんなに人が多くても、
Ginza is dying...
と思ってしまうのでしょう。

Forever 21 やユニクロが、銀座を救うのでしょうか?

2010年6月29日火曜日

TKMR


さて問題です。次の文は、どんな意味でしょう?

「今日は日本戦なので、今からTKMRです!」

これは学生から仕入れたコネタにすぎませんが、正解は;

TKMR=「たかまーる」(←「高まる」)

だそうです。
発信元は、AKBの誰かとか。

流行るかな??

2010年6月27日日曜日

ありがとうございました


昨日は、午前中からいつもの収録があり、
これはまたいつも通り楽しく終了。
特に昼ご飯のときには、「コルシカ島」ネタを中心に、
なかなか濃いおしゃべり。
でもなぜ「コルシカ島」なんかが話題になったか、というか、
話題にしてもらったか、というと……

午後7 時からは、池袋ジュンク堂でのトーク・イベントでした。
ありがたいことに会場は満員。
土曜日の夕方にわざわざきてくださり、みなさま、Merci mille fois !

で、打ち合わせもほとんどなく始めたのですが、
まあふだん、大学の廊下でも会っているし、
共同研究はしているし、「3 冊× 2 」を挙げることにもなっているので、
つまりお話しする材料は事欠かないので、
そんなに心配もありませんでした。

内容は、いつも通りあっちこっちに飛びましたが、
中でひとつ、管さんもわたしも、あまり知らないままに注目しているのが、
コルシカ島でした。
(それで、何か面白ことがでてくるかなあと思って、
昼ごはんの時に話題にしてもらったのでした。
とても役立ちました。Merci ! )

実はこのトークの内容は、やがて、
ジュンク堂のHP にアップしていただけるそうです。
これまでにはなかった試みだそうで、ありがたいことです。
その時がきたら、またご報告しますね。

今、ちょうど昼の12 時というところなんですが、
今頃管さんは、山の上です!(比喩じゃなく!)
雨が降ってないといいんですが。

それにしても、昨日はあれから、ちょっとビールを飲んで、
池袋を出たのが夜11 時頃。
で、12時間後には山の上にいるって……
ほんとに行動の人です!

2010年6月24日木曜日

ホットな



池袋ジュンク堂のトーク・イベント、いよいよ明後日に迫りました。
で、さっきふと確認すると……
なんと「満員御礼」の表示!
さすが管さん人気ですねえ。
なんとか、管さんから面白い話を引き出しましょう!

http://junkudo.co.jp/UQ_u.html

ぜひ ↑ で予習を!

          ◇

今日のフランス語の授業では、
サッカー関連の記事を配りました。
朝ネットで探して、
なるべくホットな奴を、ホットなままに紹介したい、
となると、今はサッカーになるんですが、
これがなかなかに残念な内容。
練習ボイコットは、「全員一致」の意見ではなく、
バスの中では喧嘩寸前だったとか……

できれば、もっとパーっとしたニュース、いきたかったですが、
これもまたフランスということで。

2010年6月23日水曜日

その瞬間



フランス・チームのゴタゴタについて、清水哲男さんは;

仏チームの内紛。ナショナリズムもへったくれもあるかと現代っ子ら。

というコメント。なるほど。
彼ら、実は若いんですよねえ。

          ◇

昨日は、NHKで長時間打ち合わせでした。(収録はなし)
重要な、と言っていいんだと思います。
でもみんなで話し合いながら、すごく原初的(?)な、
モノを作る喜びみたいなものを思い出しました。

          ◇

品川区シルバー大学、無事終了しています。
25人の生徒さんたちは、ちゃんと予習もしてきてくださり、
こちらは楽しく授業ができました。
またスタッフの方にも、きっちり準備していただき、
おかげでうまく運ぶことができましした。
みなさんに、感謝!

内容はというと、第2回(震災~大戦)の場合は、
まずは避けて通れないプロレタリア詩。
そしてその背後にある治安維持法、
そのまた背後のファシズム、
そのまたまた背後の資本主義の行き詰まり
そのまたまたまた背後の植民地競争まで、
ちょっと広げすぎかもしれませんが、
わたしとしては、必要だという判断でお話いたしました。

第3回(戦後~)は、「荒地」と「凶区」と「80年代(女性)詩人」を
まず並べて、それから肉付けという感じ。

ただ、さすがシルバー大学というべきか、
玉音放送の瞬間を扱った詩に関連して、
「その瞬間」どこにいらしたかを伺ったところ、
これがそれぞれの疎開先、あるいは東京の方もいらして、
ちょっとしんみり。
特に、品川生まれ品川育ちで、終戦も品川で迎えられた女性は、

「両親がね、どうせ死ぬなら一緒に死のう、ってことで、
疎開先からわたしを呼び戻したんですよ」

そうだったんですね……

予想通り、こちらが勉強になりました!

        ◇

冒頭の画像は、品川に行く時昼ご飯に寄った、
大崎 Gate City のスタバです。
写真の奥のほうは、高い天井から自然光もふってきて、
またソファも多くあり、そのレイアウトもゆったりで、
わたしが知っているスタバの中で、最高の居心地!

ちなみにこのスタバから1歩出ると、
アトリウム風のビル内はこんな感じ;


だいぶ前にも、1度このあたりのことを書きましたが、
このところ3 週行って、ちょっと馴染みました。
(とはいえ、わたしたちのようなノータイのものは、
ほとんどいない場所なんですけどね。)

2010年6月22日火曜日

アネルカの「決まり文句」


Anelka à Domenech: «Va te faire enculer, sale fils de pute!»

Selon l'Equipe, la scène a eu lieu dans le vestiaire à la mi-temps du match après 45 premières minutes de néant technique absolu pour Nicolas Anelka, qui n'a respecté aucune des consignes de son entraîneur. Raymond Domenech lui reproche alors son placement, estimant qu'il décroche trop et qu'il devrait rester davantage en pointe. L'attaquant conteste, Domenech menace alors de la remplacer. C'est là que fuse la désormais fameuse réplique: «Va te faire enculer, sale fils de pute!».

Le sélectionneur, en manque chronique d'autorité face aux stars de l'équipe de France, ne sait quoi répondre et lâchera juste un timide «OK, tu sors». «Ouais, c'est ça...» aurait répondu avec mépris Anelka, d'après L'Equipe. La fracture est consommée, le désastre peut commencer. Malgré l'entrée d'André-Pierre Gignac à la reprise du jeu, l'équipe de France, probablement marquée par cet incroyable incident, s'effondre et prend deux buts.

まあ、監督が切れるのも分からないではないですが、
これって、すご~くありふれた決まり文句ですよね?

ドメネク監督は58歳、アネルカは31歳。その差27歳!
だからって、なんでも言っていいわけでもないけれど。

ちなみに、大文字で登場する L'Equipe (「チーム」) は、
フランス唯一のスポーツ新聞の名前です。

2010年6月21日月曜日

In store now


あらら、フランス・チーム、ほんとに空中分解しそうです。
アネルカの処分に納得できなかったのか、チームが練習をボイコット!
たしか、明日は試合でしたよねえ……

ちなみに、『アンジェラ』や『アメリ』でもおなじみのジャメル・ドゥブーズは、
どうやらアネルカの友達らしく、テレビで擁護の言葉を展開しています。

http://fr.news.yahoo.com/67/20100621/ten-jamel-debbouze-l-avocat-du-diable-3f728ab_1.html

( ↑ 電話の声も聞けます。)

それにしても、まあこんなこと言ってもなんですが、
昨日のイタリアのPKは全然それに値しないように見えるし、
今日のブラジルの3点目も、明らかに「ハンド」に見えます。
どうなんでしょうねえ……

             ◇

「まいフラ」は、めでたく7月号の発売です。
ついに後半に突入ですね。
楽しんでいただければ幸いです!

そして今日は、2 つのゲラを無事返送できたので、
ちょっとほっとしています。

2010年6月20日日曜日

騒乱?


昨日は午後からいつもの通り収録へ。
でその前昼ご飯も、わりとよく行く「ねぎし」へ。

牛タンを使う定食屋チェーンである「ねぎし」は、
この109近くの店だけでなく、同じ渋谷のパルコの前の店、
池袋のサンシャイン通りの店、
お茶の水の駅近の店など、いろんなところの店を使います。が、
わたしはこの109 近くの店が1番好き。
広くて、ゆったりしてて、照明もいい感じ。
お茶の水店の景観も捨てがたいけれど、
一人でいくのでカウンターにしか座らないわたしの場合、
その景観は背中側になっちゃうのでした。

収録自体は無事終了。なごやかな雰囲気です。
仲間たちに感謝……

そしてその後、場所を移して打ち合わせ。
これが8 時過ぎまで続き、そのあとみんなで食事に行ったところ……

おお、店内には大きなスクリーンが張られ、
店中で試合開始を待っています。
オランダ戦を見るのはあきらめていたのですが、
まさかこんな形で見られるとは!

それにしても、サポーターたちの熱狂(!)ぶりはなかなかです。
かなり大きな声を出さないと、話しができませんでした。

バーニャカウダって、たまに食べるとおいしいですね。
バーニャがフランス語のbain、つまり「風呂」で、
カウダが chaud 、つまり「熱い」だということを、
初めて教えられました。

そして店を出たのが11 時前頃で、そのまま渋谷駅に向かったところ、
おお、駅前のスクランブル交差点は、
かなりの数の警察官たちによって、半ば封鎖されています!
元気の余ったワカモノタチが、あちこちで奇声を上げ、
街灯に登ったりもしています。

う~ん、危険な感じはないけれど、あまりの混雑に、
なかなか前へ進みません!

でも…… 日本が負けてこうなんだから、勝った場合は……

そういえば、フランス・チームは空中分解しそうです。

http://fr.news.yahoo.com/4/20100619/tts-mondial-france-synthese-ca02f96.html

監督に暴言を吐いたアネルカが、チームから外されたようです。

なんだか、残念な感じですね。

2010年6月17日木曜日

リンダ賛


「今週の一曲」のリンダ・タリー、いかがでしたか?
すごく魅力のある、そしてメッセージも伝わってくる曲だと思います。
これです;

http://www.youtube.com/watch?v=jvap9gcRdkY

ヴィデオもまた、ふさわしい感じに作られていますね。
リンダさん、Merci !

           ◇

今日の昼ごはんは、中国語の清水先生と。
ところで清水さんは、「思想論」という授業も担当なさっています。
(今「しそうろん」を変換したら、まず「詩総論」となりました。
これもいいですね!)

「思想論」という講義名ですが、これはいわば、「哲学」ともいえるのでしょう。
で、あ~でもないこ~でもないと話したんですが、
たとえば……

恋愛の悩み、就職の迷い、あるいはアジアにおける「個」の基盤、
資本主義は人間にとって善なのか、死んだらどこに行くのか、

のような質問に対して、ズバズバ答えまくる、という授業が存在したら、
これは人気がでるでしょう。
(担当できるのは、神だけ!?)

子供の頃夢想した「哲学」は、ややそれに近いものでした。
もちろん、こんな授業はありえないけれど、
「哲学」の授業には、何か少しでも、こうしたものに「かすって」欲しい、
と学生時代は思っていた気がします。
マルクス以降、全体をカバーする思想は出ていない、といわれますが、
やはり、全体へのあこがれは残っている、ということでしょうか。

と、
やっぱりおしゃべりは、知らないことを知り、
また思いもよらないことを考えるので、楽しいですね。

いい同僚が増えて、喜んでいます!

2010年6月16日水曜日

メディアと大統領


6 月に入って、フランスの新聞社についてのニュースが続いています。
まずは、大衆紙パリジャンが売却されるという話。

http://www.asahi.com/international/update/0608/TKY201006080216.html

ご存知の通り、フランス(やイタリア)の大統領は、
マスコミときわめて密接な関係にあります。
本当は、パリジャンのような独立系の新聞があるほうがいいはずです。

そして、あのルモンドもまた、こんな状態です。

http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201006120167.html

それにしても、もし本当に売却先にまで口を出しているなら、
フランス大統領のイメージはさらに悪くなりますねえ。

大学の図書館などで置かれている新聞と言えば、
まずはやっぱりこのルモンドでしょう。
でも、売り上げでいえば、ルモンドは決して上位ではありません。

http://www.ojd.com/chiffres/section/PPGP

これを見ると、ルモンドはパリジャンより売れてません。ていうか、
パリマッチ(もちろん週刊誌で、新聞ではありませんが)の半分です。

最近は日本でも、新聞を読まない層が広がっているようです。
大学でも、若手の優秀な先生の中にさえ、
「新聞? なにそれ?」
という意見があるくらいですから。

ネットがあるからいいじゃん。
というのが、まず最初に聞こえてくる意見でしょうが、
わたしたち旧世代からすると、その意見はピンときません。
ネットは、comme ça、わたしたちも利用します。
でも新聞の中にある雑多な情報(という言葉はイマイチですが)は、
ネット上にはありません。

もちろんネットには、新聞にはないものがあります。つまり……
両方とも価値がある、ということですね。
(あまりに当たり前な結論……)

            ◇

kouraku は、「三遊亭好楽」です。
彼の持ちネタは、「仕事がない……」

            ◇

「東京詩ゼミ」の学生のみなさんへ。
次回の宿題は;

34番~42番の詩を熟読し、自分がいいと思う作品を選び、
それを手書きで書き写し、選んだ理由も書く。

です。提出は来週の金曜まで。いつものポストに。

2010年6月15日火曜日

スナップショット


わが自慢の同僚の一人、倉石信乃(しの)さんの新刊です!
名付けて、『スナップショット ―写真の輝き』(画像)
う~ん、kawaii 装幀です!

開くと、まず発色のいいカラーの口絵写真が何枚もあり、
おお、この写真について語って欲しい! という気分が盛り上がります。
今、写真について語らせたら日本屈指の倉石さんが選ぶ写真は、
気取ってるとかイケてるとかはまったく無縁の、
静かで、熱くて、なにかが漲っているようなものばかり。

写真や絵に興味のあるみなさん、ここに最前線があります!

◇内容はこんな感じです;
監視とスナップショット
彼女のワンピース 被爆資料と写真の現在
遭遇の技術 北島敬三のスナップショット
彼女あるいは私の分身 石内都『Mother's』
実家、あるいは表象のステージ 安村崇『日常らしさ』
群衆はみえない 土田ヒロミ『新・砂を数える』
すべての/ひとつのポジション 
   「日本の写真におけるさまざまな位置」展への感想
Ruin/Desolation Row 廃墟と写真をめぐって
ネガの手の叫びのために 石川直樹『NEW DIMENSION』
写真のシアトリカリティ
写真史へのコメント
監視の現在+ウォーカー・エヴァンズの「超越」

2010年6月13日日曜日

TV レポーター募集、急げ!


TV 5 で、パリ映画祭のレポーターを募集しています。
いいなあ!

http://www.tv5.org/cms/japon/p-8053-lg7-TV5MONDE-.htm

締め切りが迫っています。急げ!

             ◇

W杯オープニング・コンサート、参加したかった!

http://www.youtube.com/watch?v=XQ-pjDxtE1w

BEP が元気そうで嬉しいです。

2010年6月12日土曜日

6 月かあ


ふと気づくと、あらあら今日はもう6 月12日。
もちろん頭では、6月に入ったのは知っていましたが、
なんだか早いですねえ~

と感じるのは、やっぱり前期末試験まであと1 か月だから、かな?
つまり、前期の授業も2/3 は終わったということ。
う~ん、順調なクラスもあり、そうでないクラスもあり。

この時期になると、試験範囲から逆算して、
それぞれの授業で進む範囲を考えます。
ダベリを減らせば、まあなんとでもなります(?)

ラジオ講座のほうは、今はまだ半分弱ですが、収録そのものは、
もっと進んでいます。テキストのほうでいえば、
もう8 月号の初校ゲラが来ています。
放送も、7 月あたりからは、だんだんギャグ言ってる暇がなくなって、
にわかにまじめな番組に変身しています(希望)。

わたしたちが(大学以外で)やらせてもらう仕事は、
大きいのと小さいのに分かれます。
「本1冊」みたいなのは、もちろん「大」です。
書評みたいなのが、「小」ですね。
もちろん、定期的なものなら、「小」はすぐに「大」に変身しますけど。

で今、ラジオが第4コーナーに差し掛かったところで、
次の「大」の企画が見えてきました。
仕事が回してもらえるだけ、ありがたいことです。
なんとかこれも、みなさんと協力して、魅力あるものにしたいと思います。

でも今は、とにかく「まいフラ」です!
すべては、これをきちんと仕上げてからです。

そういえば「まいイタ」、なんとかよろよろ付いて行ってます。
「行く」と「来る」の感じなんか、フランス語とよく似てますね。
(「一緒に来る?」「うん、一緒に来る!」となるんですね。)

とにかく、先に「企画」があるのは、(不安もありますが)
楽しみがあっていいですね。

           ◇

Wカップのフランスvs. ウルグアイ、見ました。
なんだかこう…… 見てるだけで、ストレスフルな試合でした。
個人的には、マルーダにフルで出て欲しいです。

2010年6月10日木曜日

あちこちで

ついに登場しましたね、リンダ・タリー!
あの独特の雰囲気とフランス語の結びつきが、新鮮です。

残念ながら今日ご紹介した曲はなかったのですが、
You Tube には「ママ」としてのリンダ・タリーの横顔を伝える番組が。

http://www.youtube.com/watch?v=REMxCr1bvQ8

来週は、彼女の代表曲です。お楽しみに!

            ◇

今日は大学で、普段なかなかお目にかかれない方たちとお話しできた日でした。

朝、大学に到着した時のエレベーターでは、
ある学科の事務の女性(ラジオを聞いてくださってるんです。Merci !)と話し、
午後は、PC売り場の店長さんとoffice 2010 のことを話し、
丸善では、いつもお世話になっている書店員の方々と話し、
注文を受けてもらい、

PC のサポート・センターでは、これも何度かお世話になっている男性と話し、
ついで、わたしもメンバーの一人である委員会の実質的リーダーと話し、
最後は、この4月から超忙しいポストに付かれたI 先生に呼び止められ、
おもしろいエピソードなどを教えてもらい……

なんだか大学が、ひとつの街のようにも感じられる日でした。

                     ◇

白水社から連絡があり、『フラ語入門』増刷になりました。
ほんとに、ありがとうございます!

2010年6月9日水曜日

仮題


今日は午後から白水社で、「ロード・トゥ・平成」(仮題)の打ち合わせでした。

以前も書いたとおり、これはもともとタケちゃんの企画で、
それだけになんとか形にしたいと思うのです。
幸い、今日はゲラも出て、余裕を持って9 月刊行を目指します。
どうぞ期待してください。

で今日は、共著者の一人である、今をときめく中島岳士さんと、
タケちゃんを引き継いで編集を担当してくださる渋谷さんと、
今後の予定などを話し合ったのですが……

その中で最重要事項は、なんとタイトル! です。
これがねえ、今回はほんとにむずかしい。

要は、世代の違う4 人が、それぞれの生きた時代を「内側から」書く、
そしてそれを順に並べて……

昭和は、いったいどんなふうに平成になったのか、
あの頃ワカモノは何を思い、何を感じていたのか、
そして「今」は、どうしてこんな「今」なのか、
「今」に潜んでいるあれこれは、かつての「今」がどう変転したものなのか、
そしてさらに言えば、
「今」はどこに向かっているのか……

なんてことについて、読者のみなさんが思いめぐらせてくださるような、
そんな本を目指しています。
渋谷さんの言葉を借りれば、
「大文字の『歴史』ではなく」ということです。
個人によって生きられた「時代」、その肌触り、といえばいいでしょうか。

そしてその「時代」の折り目になるのが、89年、
つまり昭和が平成になる変わり目のところなんです。
だから「仮題」は、「ロード・トゥ・平成」というわけです。

で、話し合いの結果、数ある候補の中から、
一見最初に外されそうなものが、第1候補として決定しました!
う~ん、ほんとにこれになるんでしょうか?
(いや、いいと思うんですけどね。)
そしてこれは、なんとタケちゃんが残してくれた案なのでした……

タケちゃん、
あの企画、順調に進んでますよ。
大丈夫、きっといいものするから!

2010年6月8日火曜日

Silver 大学


今日は、午前中にいつものゼミを2つやったあと、大急ぎで品川へ。
シルバー大学で「東京詩」の講義をするためです。
今日から3 週連続で、集中講座的な感じです。
で今日は第1回なので、大震災前まででした。

生徒さん(と言っても、全員わたしより人生経験が豊富なみなさんですが)は、
先週配布された詩を読んできてくれていて、
こちらはとてもやりやすかったです。
限られた時間なので、共通テーマでくくりながら読んだのですが、
これは予習していただいてないとうまくいかない気がします。

そしてなるべく、本には書かなかったことを話すようにしました。
そのほうがこっちも緊張感があっていいですしね。
本を書いていた頃と今とでは、多少モノの見方に違いもあるし。

でもやはり、詩はいいなあ、と思います。
いい詩は、何度読んでも快感です。

帰り道、一人の生徒さんと途中まで一緒でした。
彼女のお父様は、明治43年生まれだそうです。

「日比谷公園で撮った、父の写真があるんですよ」

日比谷公園が開園したのは、1903年、明治36年のことです。
そして今日は、岩野泡明の「日比谷公園」と、
萩原恭次郎の「日比谷」を読んだのでした。
だからその生徒さんは、そんなことを教えてくれたわけです。

わたしの父親は大正生まれですから、
シルバー大学の生徒さんのお父様なら、たしかに、
明治生まれの可能性があったわけなんですね。

明日は白水社にお邪魔する予定です。

2010年6月6日日曜日

Rien qu'à cet instant...


ちょっと遅くなりましたが……

この前レナさんが、I love you. を歌いましたね。
あのフランス語、ご紹介しておきましょう。

♪ Je t'aime. Rien qu'à cet instant, je n'ai pas envie
   D'entendre de tristes chansons.
   Je t'aime...

もとになるものはあった(『フラ語会話』所収)のですが、
収録前、レナさんが中心になり、ケンタやナオコにも協力してもらって、
この歌詞でいこうということになったのでした。

ちなみに、(オザキ)キヨヒコ、ご存知ですか? もみあげの?
ああ、昭和は遠くなりにけり!

         ◇

ドログバ、手術成功だそうですね。
100%のパフォーマンスは望めないけれど、
なんとか出場できるといいんですけどねえ。
ドログバのいないW杯なんて!

2010年6月5日土曜日

手袋


現代詩手帖の連載も、ついに今回で最終回を迎えました。
K編集長、ありがとうございました!
いつかまた、詩手帖に書かせてもらえることを祈りつつ……

         ◇

それにしても、昨日のドログバの骨折はショックでした。
ショックで、ちょっと眠れませんでした。
今日のフランスのニュースを見ると、
「空が落ちた」と書かれていて……

今のドログバは、たんなるコートジボワールのエースではなく、
アフリカの、そして世界のサッカー・ファンにとっての宝です。

なんとか、出られるといいんですが……。

         ◇

ほんとに小さなことですが、
今週のテレビ・フランス語講座を見ていて、気づいたことがあります。
今回は、Ça te va bien, ta robe !(よく似合うね、君のドレス!)
というような表現を勉強していたのですが、
そのサンプル表現の中に、(ちょっとあいまいですけど)
Ça te va comme un gant ! というのがありました。

字幕には「とっても似合うね!」という感じの訳がついてましたが、
直訳すると、「手袋のように合う」という感じ。
これはたとえば、
役者と役柄の組み合わせについて使われる表現だと思っていたのですが、
服が似合う、みたいなときにも使えるんですね。
知りませんでした!
(でもちょっと、むかしのボディコンを思わせるかな?)

2010年6月4日金曜日

小学校


これは、NHKでの仕事仲間のナオコさんから教えてもらったのですが、
昨日の「今週の1曲」にも登場したEmeline Michel、
今年のフジロックに来日するようです!

http://www.fujirockfestival.com/artist/  (31日の下から6番目)

見たいですね~。

          ◇

今日は授業で、コートジボワールについての統計資料を配布しました。
ドログバのインタヴューの内容を伝えたり。
統計は5年前のものですが、識字率は50%。
幼児死亡率は1000人に対して90人。
平均寿命は49歳。

小学校とワクチンときれいな水を!!

今試合が終わりました。
なんと、ドログバ骨折!!!! 悲しすぎる……
がんばれ、ドログバ!

http://www.youtube.com/watch?v=pIncFNDQrMU

↑ とっても贅沢な、ナイキのCM。ドログバも登場。(でも骨折……)

2010年6月2日水曜日

お試し


先週のあるクラスで、ちょっと「お試し授業」をやってみました。
それは、3,4年生しかいないクラスで、一応「フランス語」の授業なんですが、
フランス関連の話も、わりと多めにすることにしているクラスです。

「お試し授業」のテーマは、「市民革命」と「万博」。
まず全員に紙を用意してもらって、
その1行目には「1688」、最終行には「2010」と書き込んでもらいました。
「名誉革命」と、「上海万博」ですね。
でそこから、2 つのラインを話し、そのところどころで
ラインがクロスする、というわけです。だから登場する年号は、
1863(パリ条約), 1789, 1851(第1回万博)、1868,
1889(革命100年万博)、1914, 1945, 1964, 1970,
1973(オイル・ショック)などです。

歴史好きの方には、なにを今さら、という感じだと思います。
でも、明治の理工学部の場合、入試に「社会」がないので、
1789 が何の年か知っている学生は、おそらく……
いや、これは秘密です!

「万博」といえば、これは吉見俊哉ですね。
もちろん授業でも、だいぶ吉見本からの受け売りもありました。

とにかく、たとえ「今さら」と言われても、
就職活動する学生たちに伝えておきたかったのは、
「市民革命」の before と after はこんなにちがうということ。
でもその「革命」も、もちろん万能ではなかったこと。
明治維新と現代日本の間には、「帝国」時代があったこと。
万博が、フランス革命以降に登場したのは、理由があったこと。
(高校の新入生が、たとえば合唱祭を通して「一丸」となるように、
王なき国家は産業を通してまとまろうとした。)
産業革命が、イギリスで最初に起こったのは、
イギリスが植民地を(フランスより)多く持っていたからだということ。
くらいかな?

で、「お試し授業」は、いったい何分かかるか見当がつかなかったのですが、
なんと85分かかりました。う~ん、これじゃあ、
ちょっとした雑談には向きません!

*世界史受験知識で言うと、ちょうど100年刻みで;
1689:権利の章典(前年が名誉革命)
1789:フランス革命
1889:大日本帝国憲法(とエッフェル塔万博)
これ、覚えやすいです!