2011年4月11日月曜日

Prendre femme


そういえば、
ロニ・エルカベッツの出演していたDVD があるはずだ、
と思って探してみると、ありました、
Prendre femme 『妻を得ること』です。

http://www.youtube.com/watch?v=8uTxtmej4ic

やはりイスラエルのハイファを舞台にした作品で、
要は(と言ってしまうのはよくないのですが)、
ユダヤ人家庭の妻が、
夫や古いしきたりにがんじがらめになり、
なんとか抜け出そうともがくものの、
結局はうまくいかない…… という話です。

これは残念ながら、ちょっと暗すぎる感じ。
冒頭5分間、狭い夜の台所で、
男たちが、言葉を変え口調を変え、
なんとか夫のもとに戻るよう、妻を説得しています。
冒頭、しかも5 分間ですよ。長いです!

映画の後半、妻のかつての恋人が現れます。
その男性を演じるのが、Gilbert Melki 。
『イブラヒムとコーランの花たち』で、主人公モモの父親役を演じた俳優です。
『原色パリ図鑑』では、金持ちのユダヤ人役だったし。

でも今回のメルキは、寂しげで洗練されていて、かっこいい。
彼が出ている場面は、フ~っと息をつける感じでした。


でもわたしにとっては、トータルで、△くらいかなあ……