2011年10月7日金曜日

4年生


わたしたちの小さな研究室は、
飾り気のないビルの、5階の北側に並んでいるのですが、
そのフロアの中央辺りには、
ちょっとした「憩いの空間」(?)が設けられていて、
そこに置かれたテーブルでは、
時に学生たちが勉強したり、昼ご飯を食べたり、おしゃべりしたり、寝たり、
しています。

今日そこを通りかかった時、
見覚えのある女子学生が、友だちとしゃべっているのが目に入りました。
Kさんは今4年生。
ということは、わたしと同期入学(?)で、
最初の「東京詩」の学生の一人でした。久しぶり!

「就職は?」
「決まりました。地元の県庁に」

それはよかったです。
で話しているうち、友だちのほうも、

「わたしも先生の『フランス映画』出てたんですよ」

ああ、そう? すみません!
ただあの授業は、20人の半期で、
直接話すという機会もなかったので……

「『ニキータ』を半分見て、その続きを書くっていう宿題、
おもしろかった!」

ああ、そんな宿題もありましたね!
でも去年から、「フランス映画」は「ワールド映画」に変身し、
たとえば今週も、レバノン映画を見たんだけどね。

「ああ、それも出たかった」

彼女は、大手メーカーに就職が決まっているとのこと。
すごいですよね、とKさん。

それにしても2人とも、
とてもまじめで勉強熱心なのが、
言葉の端々から伝わってきます。
県庁でもメーカーでも、
2人ともきちんと仕事をしていくでしょう。

ちょっと早いけど、卒業おめでとう!