2012年8月30日木曜日

NHK後期

さて、8月も残すところあとわずかです。
10月になると、NHKの語学番組も後期がスタートするわけですが、
そのラインナップが発表されていますね。

http://www.biz-nhk-book.jp/shoten/news/%202012%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E6%9C%9FNHK%E8%AA%9E%E5%AD%A6%E8%AC%9B%E5%BA%A7%20%E6%96%B0%E4%BD%9C%E3%83%BB%E5%86%8D%E6%94%BE%E9%80%81%E6%97%A9%E8%A6%8B%E8%A1%A8.pdf

というわけで、
後期には「テレビでフランス語」の再放送があります。
ジャニックさんやメディ、そして友香さんやミレイユとも、
また会うことができます。
(文化コーナーは、一部新しいものが入ってきます。)
今年度は、放送時間が少し早くなっているので、
去年より見やすいですね。
よろしければ!

2012年8月27日月曜日

『フォークナー、ミシシッピ』


Mmm...  暑いですねえ。
今日もプールに行ってしまいました……

さて、
パリではとってもお世話になり、
一緒に楽しい時間を過ごした若い友人、中村さんが、
価値ある翻訳を刊行しました。

http://www.inscript.co.jp/b1/978-4-900997-34-9

この400ページに及ぶ翻訳、
そうとう大変だったと思います(お疲れ様!)が、
読者の立場から見れば、
問題は努力の量じゃなくあくまでデキ。
この本、そのデキがいいです。
細やかに気を配った翻訳で、
訳者が、好きな人の言葉を慈しむように、
あるいは挑むように、体当たりするように訳しているのが、
伝わってきます。
もちろん、だからといって訳者の独りよがりとはまったく無縁で、
あくまでわたしたち読者に気を使ってくれた丁寧な訳ですが。
(まあ、人柄が出てるというか。)

グリッサンは言います;

フォークナー作品は、アメリカ黒人の再解釈による作品読解が「効力」を
発揮するようになったときに、おのずと完成するだろう。わたしがここで
行おうとしているのもまさにそうした試みである。(……)フォークナーは
このミシシッピを「問い」の領域として選び、地理的境界で画された架空の
郡のなかへミシシッピを凝縮することで、それを無限に拡大しようとした(……)

そして中村さんは、そうやって達成される「拡大」こそ「クレオール」だ、と言うのです。

2人

今は昔、K-Maro とShy'm のことを書いたことがありました。

http://tomo-524.blogspot.jp/2008/11/shym-et-k-maro.html

そしてShy'm の新しいアルバムが、フランスで売れています。

http://www.ozap.com/actu/censuree-sur-youtube-shy-m-regle-ses-comptes-sur-twitter/442659

「セクシー路線」にしたのが正解だった?
まあ以前も、そういうニュアンスがゼロだったとは言えませんが、
今回はより元気に、そういう方向ということでしょうか。
まず話題になったのがこの曲;

http://www.youtube.com/watch?v=2zdqymnZoHc

踊っているのは、ポンピドゥーの隣りの、
ニキの池の前の広場ですね。
それからヴィクトワール広場も。

そしてつい最近シングルカットされたのが、これ。

http://www.youtube.com/watch?v=8OXIOby3dFo

そうですねえ……
正直に言えば、あまり工夫された画面ではないですね。
浅いというか、平板というか。
この雰囲気だと、おそらく、
以前もここで挙げたこのクリップを、少しは意識したでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=uelHwf8o7_U

レベルが違いすぎて、比べては可哀そうかもしれません。
ただわたしとしては、むしろShy'm より、
K-Maroも活動を続けていたことがわかって、
なんとなくほっとしました。
実はモントリオールでは、彼が経営している小さな音楽会社も訪問したのでした。
金の鎖を巻いた大きな犬が、入り口に寝そべっていました。

2012年8月26日日曜日

喜びの

先日、Mireille のブログを紹介しましたが、
訪れてくださった方の中に、
コメントも残してくれた方がいたということを、
彼女からのメールで知りました。
日本とのつながりが感じられて、
とても嬉しかったと書いていました。

ストラスブールとこんな風につながるなんて、
おもしろい時代ですねえ。

2012年8月24日金曜日

2枚


今日、ネットで注文していた本棚が、やっと届きました。
頼んだのはだいぶ前だったのですが、
お盆休みとぴったりあたってしまい、
こんなに遅くなってしまいました。
ま、しょうがないです。
でもその代り、サマーセールとやらで10%引き。
それなら待ちます!

本棚は、研究室で使っているもののサイズ違い。
だから本を入れていくと、
部屋がどんどん研究室のようになってゆきます。
いいんだか、わるいんだか……
でもまあ、仕事しやすくなったのは確かです。

困るのは、どうしても本棚に入らないもの。
その代表がレコードとレーザーディスク。
後者については、もう捨てるしかないとの結論に至りました。
そもそももうハードを持ってないし。
同じタイトルがDVDで出ているし。
あきらめ時でしょう。(っていうか遅い?)

レコードのほうは、今も手元にあるのはたった2枚だけ。
1枚は、小学校2年生の時、
生まれて初めて小遣いで買ったブルーコメッツ。
捨てづらい!
もう1枚は、カザルスのホワイトハウス・コンサート。
これはもちろんCDが出ているんですが、
このジャケット写真は、やっぱりこの大きさがないと、
と思ってしまうんですね。

しかもこのレコードには、「鳥の歌」が。

http://www.youtube.com/watch?v=qKoX01170l0&feature=fvwrel

これを聞いたら、捨てられません……

2012年8月21日火曜日

POOL

今日の東京は、
ほんの少しだけ過ごしやすかった気がしましたが、
まだ十分暑かったですね。
で、
試しに近所の市民プールに行ってみました。

市民プールなのに500円(2時間)とるだけあって、
なかなか立派でした。
ふつうのプールのほかに、
流れるプール、ウォーター・スライダー、子供プールもあります。
お客さんの70%以上は、義務教育中の子供たち。
そしてもっと小さな子供と、あとは年配の方々。

昔は、プールが好きでよく行ってましたが、
先日まで住んでいたところからは、いまいち行きにくかったせいもあり、
足が遠のいていました。が、
この距離でこの施設なら、
行く甲斐があるかもしれません。
(使うのは普通のプールだけですけど。)

プールの底に揺らめく光って、きれいですよね。

2012年8月20日月曜日

「パリ燃え」最終回

引っ越しして2週間が経ち、
やっと部屋の中も落ち着いてきました。
(とはいえまだ段ボールはいくつも転がっているのですが。)
今日はスピーカーの位置も調整し、
音の反響の具合を確かめて、
引っ越し前の部屋よりだいぶライブな感じがすることが判明。
だから、いつも聞いている曲がややシャープに聞こえ、
ここでまた、ああ引っ越したんだなあ、という気がしたのでした。

あと数分すると20日になります。
授業が始まるのは1か月先ですが、
その前にもいろいろ大学の業務があり、
なんとなく焦ってきました。
この1か月で、どれくらい仕事ができるのか!?

そういえば、「テレビでフランス語」9月号、発売されています。
ついに「パリは燃えているか?」も最終回。
18回書かせてもらって、感謝しています。
読んでくださった方にももちろん感謝。
書くのはとても楽しかったです。

明日あたりからは、
夏休みも明け、再始動する方が多いのでしょう。
がんばりましょう!(まだ暑いけど!)

2012年8月17日金曜日

Aomori

青森の写真を、いくつか。

まずは、宿舎の窓からみた中庭。朝です。




そして夜のレクチャーは、こんな雰囲気の中で。





そして、ねぶた。




闇の中で歌ったステージ。




ステージからみた池。



風が渡ると、逆立ちした木々は溶けてしまうわけですね。

おまけは、アーティストの後ろ姿。



輝ける富田さんでした!

2012年8月15日水曜日

Blog de Mireille

10月からは、
「テレビでフランス語」の再放送が始まりますが、
みなさん、発音コーナーを仕切ってくれた美女、
Mireille を覚えていらっしゃるでしょうか?
彼女は今ストラスブールにいて、
日本語のブログを始めました。

http://miastrasblog.blogspot.fr/

ストラスブールというと、わたしなどは、
Ab al Malik が育った街だよなあ、なんて思ってしまいますが、
Mireille の日常を通してみたストラスブールは、
またちがった表情を見せてくれるでしょう。
楽しみです!

2012年8月13日月曜日

root music


今回滞在した国際交流ハウスの隣り(と言っても間に森あり)には、
国際芸術センター青森、があり、
現在は「肌理と気配」と題された展示が行われています。
これは、その様子:

http://acacaomori.exblog.jp/18316696/

どれも面白かったけれど、
特別わたしが打たれたのは、野村誠さんの作品群。
特に root music (根楽)には、完全にやられました。

上にあげた写真は、国際芸術センター青森のHPからのものなんですが、
お分かりになりますか、
壁を這っているのが根で、しかもそれは楽譜なんです。
しかもそれは、部屋の中央にで~んと置かれたグランド・ピアノで
(指示に従って)演奏することができます。
しかもこの曲は、たんなる酔狂などではなく、ちゃんと「曲」です。

壁の2面は根=楽譜、1面は全面窓、そして残る1面には、
なにやら小学校の絵日記じみた、野菜畑の観察日記が張り出されています。
どうやら、根を抜いた後の土地に植物を植え、
その植物たちの観察日記なのです。

でその畑はというと、
そこから徒歩数分、別の建物の、なんと屋根にありました。
その畑を、隣りの建物から望むのですが、やや遠い。
というわけでちゃんと双眼鏡が用意してあって、
それを使ってみると、あらあら、
案山子は指揮者の格好をしています!

素晴らしい作品です。
これには感動しました。

しかも!

たまたま出かけるところだった野村誠さんと会うことができました。
いい意味で、浮世離れしていらっしゃる感じで、
宿舎で同室だった富田さんと言い、
やはりアーティストっていうのはかっこいいものです。

そしてわたしは不勉強で知らなかったのですが、
実は野村さんは、音楽家としてすでに有名なのですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E8%AA%A0

http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/

すごいひとたちがいるものです。

2012年8月12日日曜日

the artist



今回の青森では、3人部屋を使っていました。
管さんと、わたしと、もう1人は富田さんです。

http://toshiakitomita.info/index-jp.html

バリバリの現代美術アーティストです。が、
彼は驚くほど柔軟で、すごく色々知っていて、経験もあるのに、
根本的には少年のような人。I love him !
(長身のスキンヘッドなので、一見そうは見えませんが、
話しているときの顔を見れば、ああ少年だな、と思うでしょう。)

彼は、学生たちの制作した作品についても、
個々の学生たちに、見た印象を熱心に伝えていました。
作品を作って、見る目のある人にアドヴァイスをもらえる、
これって学生にとってはサイコーですね。

富田さん、大学の授業では、
2m 四方くらいの紙を配り、
じゃあ自分の手を描いてみて、
なんて試みもしてるそうです。
う~ん、難しそう&おもしろそう!

富田さんの活躍を(マジで)期待しています!

ナイト・ウォーク

今回青森で開かれたのは、

ImaginAsia 2012

です。こんな感じです。

http://monpaysnatal.blogspot.jp/

(管さんのブログのトップを飾っている写真は、おそらく、
みんなで三内丸山遺跡を訪れた時に撮ったものだと思われます。)

過去の制作の1部はここから見られます。

http://imaginasia.nccu.edu.tw/

さて今回、学生たちにとっては、メインとなる制作以外にも、
タイや台湾からの先生たち、
あるいは現代美術のアーティストらによるレクチャーなどが連夜あり、
とても勉強になったに違いないのでうすが、
ときには、せっかくの合宿的な状況を利用した「楽しみ」もありました。
その1つは、夜の散歩です。

といってもそれは、交流ハウスを取り囲む広大な森の散策で、
ネオン街とはまったく無縁です。
そしてこのナイト・ウォークの途中、
闇に閉ざされた野外ステージで、
参加者が一人ずつ歌を披露するなんてこともありました。
月の光と、カエルの鳴き声も参加しています。
が、(繰り返しますが、)歌手の顔はまったく見えません。
かろうじてシルエットがわかる程度。

若い学生たち(タイ、シンガポール、台湾、マレーシア……)が、
おそらくはそれぞれの母語で歌う歌は、
新鮮で魅力的でした。
姿が見えないだけに、声だけが、そこに立っているようでもあり。

1回きりのライブですね。

2012年8月11日土曜日

戻りました

お久しぶりです!

今日青森から帰ってきました。
青森は初体験だったのですが、
いやあ、いいところですね。

特に、今回滞在していた青森公立大学の国際交流ハウスは、
環境に恵まれ、ある意味「天国」でした。

http://www.nebuta.ac.jp/apc_subtop_koryuhouse.htm

また明日、もっとちゃんと書きます!

2012年8月5日日曜日

東北へ

というわけで、なんとか無事引っ越し終了しました。
こうして書いているということは、
もちろんネットはつながってたのですが、
段ボールはまだ半分も片付いていません。
まあ、要るものから、ってことで。
(本棚は、本を詰めてしまうと、
もう移動は不可能になるので、
あえてまだ詰め込んでません。)

前回の引っ越しの時も思いましたが、
まあ引越し屋さんの体力には頭が下がります。
40キロのスピーカーを、なにげなく持ち上げ、
「ここでいいですかあ~?」
みたいな気軽な感じ。ありえないですね。

昨日はやや曇っていたので、
だいぶ助けられたとリーダーは言ってましたが、
きっとそうなのでしょう。
そしてそのリーダー、40歳過ぎだと思うのですが、
大学生のバイトより明らかに体力が上。すごいです。
わたしはほとんど運んでないのに、
掃除などで腰が……痛いです。
頭にきた(?)ので、今日の晩御飯は、
駅前の焼き鳥屋さんに行ってみました。
すご~い煙の中、
ベーコントマトや砂肝、鶏にんにく、セロリの浅漬けなど。
焼きおにぎり(130円)は、とてもうまく焼けてました。
(このちょっと甘めの醤油って?)

さて、
明日からは、青森に学会&ワークショップです。
期せずして、ねぶた祭りに遭遇。
もし見られたら、初体験です。
そして帰京は金曜日。
それまでこのブログを更新できるかどうか……

とにかく、行ってきます!

2012年8月4日土曜日

荷造り

オリンピックをバックグラウンドに、
荷造りはまだ続いています。
ただそろそろ、段ボールがなくなってきました。
足りないのは確実です。
もっと早くはじめるべきだったのに!(というのは、条件法過去ですね)

2012年8月3日金曜日

11月に

昨日は大学の会議があり、
一応前期の業務はこれで終了です。
(と思ったとたん、追試希望の学生が現れ、
そのための問題作成が……)

一昨日、新宿で打ち合わせをしてきました。
このまま順調にいけば、
11月中旬に、新書を出すことができそうです。
(まだ手直しが必要なのですが。)
新書は初めてなので、
わたしもとても楽しみです。
そして当然、気合が入ってもいます。

とはいえ今は、部屋に段ボールが積み上がり、
まったく落ち着けません。
ついに明後日引っ越しです!