2013年6月20日木曜日

何度でも

先日の東京新聞の、吉見俊哉のエッセイから。

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かつてアメリカ(やソ連)は、自国に原発を作り、
重大な事故を起こした。
その後アメリカは、原発を日本に輸出し、
日本は重大な事故を起こした。
さて今日本は、原発の輸出に懸命だ。
この次に起きるのは?
そして、原発と相性のいい「グローバル化」は、
このサイクルを早め、
世界中に原発をばらまく可能性がある。
そこで世界を待っているのは?
――必要なのは、日本での事故の反省を、
絶えず問い直し続けること。

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「福島第1原発も含めて死亡者が出ている状況ではない」
という発言は、撤回されましたが、
本当に、問い直し続けないと。