2014年1月7日火曜日

『灼熱の魂』

今日の授業で、
『灼熱の魂』
という映画を見ました。

https://www.youtube.com/watch?v=ZeXCVQFJE3s

レバノンからカナダに移民した家族、
母親と姉弟の双子が描かれています。
(基本はフランス語です。)
物語は――
母親が、泳ぎに来ていたプールで唐突に放心し、
結局そのまま死んでしまう、
そして子供たちに告げられた遺言は、
父と兄それぞれに、手紙を渡すことでした。
ただしその二人の存在は、姉弟には初耳でした。
驚きあきれる姉弟。
けれどもそこから、彼らの「過去の捜索」が始まります……

出だしはだけやや冗漫な印象ですが、
20分くらいたったあたりから、
俄然画面に緊張感がみなぎり、
以降、それは終わりまで途切れません。
ただ、ネット上での評価はとても高いのですが、
わたしには、もう少し描いて欲しい部分が残りました。
いわゆる「衝撃のラスト」は、悪くはないのでしょうが、
それに頼らずとも、しっかりしたものが作れる監督じゃないかと思いました。
もしもご覧になるなら、
レバノン内戦についての予習は必須です。