2016年3月31日木曜日

ロシニョル大臣

"Il y a des femmes qui choisissent,
il y avait aussi des nègres afric… des nègres américains
qui étaient pour l’esclavage".

http://www.atlasinfo.fr/Une-ministre-francaise-compare-le-port-du-voile-aux-negres-favorables-a-l-esclavage_a70283.html

「(ヘジャブなどのイスラームの服を)選ぶ女性たちがいる、
過去には、奴隷制に賛成していたアフリ……
アメリカのニグロたちもいた」     

*もちろん今、「ニグロ」なんて言いません。
差別的ですから。
ここはあくまで、訳として残しています。

この両者を同列のように話し、
しかも「ニグロ」とは。

家族・児童・女性権利大臣なんですけどね……。




La famille de Stromae, choquée...

昨日ご紹介したCharlei Hebdo に表紙に関連して、
ストロマエの家族がショックを受けているというニュース。

http://www.lefigaro.fr/culture/2016/03/30/03004-20160330ARTFIG00229-la-famille-de-stromae-choquee-charlie-hebdo-savait-il-pour-son-pere.php#xtor=AL-201

ストロマエの父親の遺体が、
イラストのようにdécoupé en morceauxだったことを、
なぜシャルリの画家たちは知っているのか?
家族はいぶかり、ショックを受けています。

2016年3月30日水曜日

Chocolat

ロシュディー・ゼムが監督し、
オマール・シーが主演という、
見ないわけにはいかない映画、Chocolat 。
フランスでは2月に公開され、
大ヒットになっています。

https://www.youtube.com/watch?v=R7RKmx8Lva8

黒人最初のピエロ、ショコラの話です。

で、さっきたまたま見かけた、
「インターナショナル・リリース」のポスターには、



おお、Japon が入っています。
公開が待ち遠しいですね。

Charlie Hebdo × Stromae

つい数日前、
「ふらんす」の編集長と、
「ベルギーと言えば?」
みたいな話をしていたとき、
もちろん、ストロマエの名前が出ました。
ここでは、もう何度も話に出ていますが、一応。

https://www.youtube.com/watch?v=oiKj0Z_Xnjc

で、今度のシャルリーが、
これをもじってくれました。

https://m6info.yahoo.com/attentats-de-bruxelles-la-une-choc-de-charlie-hebdo-124526669.html

Mmm、
このブラック・ジョークなのはわかりますが、
おもしろくありません。

2016年3月28日月曜日

「声なき者たちの声」

http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/events/details/668.html

無料です。(要事前予約)

プロソポペイア=活喩法(不在のものを語らせる技法)

Tous unis contre La Haine

http://www.gouvernement.fr/tous-unis-contre-la-haine#xtor=AD-800018

反人種差別のキャンペーンです。

真ん中あたりに、「再現ビデオ」がいくつかあります。
あきれるほど単純な嫌がらせで、問題外です。

でもやっぱり、
こうした行為が増えているからこそ、
このキャンペーンなのですね。
とても多くの人が言っていますが、
テロが、排外主義に政治利用されないように、
落ち着いている必要があります。

プロ野球

開幕して、
最初の3連戦が終わりました。
某去年のセ・リーグ・チャンピオン以外は、
少なくとも1勝していて、
ホッとしていることでしょう。

この3日で印象に残ったのは、
オリックスの金子投手。
どうも調子が悪かったようで、
打たれはしたのですが、
わたしは、じっくり見たのはこれが初めてなので、
時折くる沈む球に、びっくりしました。
こんなボールが投げられれば、
ピッチャーは楽しいでしょうね。
見ていて楽しい投球でした。

2016年3月25日金曜日

「ジェネレーションY」

1日に2度も、
Yahooニュースが面白いことがあるなんて。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20160325-00055564/

「そういうものだと諦めさせられている」のは、
「自己責任」という言葉を、
無理やり内面化させられているからでしょう。

平川克美さん曰く、
政府のやるべきこととは、突き詰めれば、
富の再配分のみ。
これがないと、
平等な世界を目指すことはできませんからね。

『シャルリ・エブド』

こんなにマトモなYahoo ニュースがあるなんて。

http://news.yahoo.co.jp/feature/134

できれば、「ユダヤ」に関する差別禁止事項にも、
触れて欲しかったです。

「戦争状態にある」

オランド大統領もヴァルス首相も、そう言います。
「戦争状態にあるんだ」と。

けれども、カナダのトルドー首相(と外相)は、
そうした現状認識を否定しています。

http://journalmetro.com/actualites/national/937238/le-canada-nest-pas-en-guerre-dit-trudeau/

彼はいいですね。

「24時間でナチに」

http://www.franceinfo.fr/emission/france-info-numerique/2015-2016/tay-le-robot-intelligent-de-microsoft-devenu-nazi-en-24-heures-24-03-2016-21-17

学習型の人工知能が、
SNSに参加して、
24時間でナチにあり、
グーグルはあわてて実験中止、なんだとか。

これが「素直な」人間でも、
同じ結果になる?
多分そうでしょう。
リテラシーって、ほんとに大事。

2日後に、歌を


https://www.facebook.com/France.Info/videos/10153616455404151/

Manon ne passe pas sa tête en dehors du cadre.


Manon は、やっぱり外が苦手です。
サッシが開いていても、
出ようとはしません。

年末に

多くの学校関係者がそうだと思いますが、
今は、気分は、「年末」です。

この頃、寝るのはたいてい2時頃なんですが、
今朝、朝食後にメールを確認すると、5件。
2:30  
5:00
6:30
7:30
8:00
これみんな、1つの用件についてのやりとりで、
2:30 の人はハワイから、
続く2 件は、帰国したばかりの時差ボケで起きてる人から、
最後の2つは、早起きの人から、でした。
なんだか、わたしが寝てる間に、
いろいろ起こっていました!

2016年3月24日木曜日

2016年3月22日火曜日

ふらんす・4月号、本日発売!


ついに4月号の登場です!

今回から、新編集長を迎え、
なにか紙面にも新しい風が吹いているようです。
(先代の編集長のアミさんには、
ほんとにお世話になりました。
またお仕事しましょうね!)

「映画の向こうにパリが見える」の第1回は、
ご覧の通り、
みなさんおなじみの、『最強のふたり』です。
なにしろ、日本で1番ヒットしたフランス映画ですから。
紹介されている場所を、
ぜひ、ストリート・ヴューで確認してくださいませ!

それからもちろん、ほかの記事も充実。
ル・クレジオのロング・インタヴューなんて、
なかなか読めません。
それにとにかく、4月号には CD も付いていますから、
それだけでもお買い得です。
よろしければ!

2016年3月21日月曜日

フランコフォニーのお祭り2016

今年も、この季節になりましたね。

http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/francophonie-2016/

「イギリスがEU離脱なら」

「イギリスがEU離脱なら、移民流入させる」 マクロン仏経済相

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/03/post-4633.php

移民は、政治的カードなんでしょうか?
(トルコとEUの間でも、
難民がカード扱いされているようにもみえます。)
  

2016年3月20日日曜日

La Meilleure baguette 2016 de Paris

http://www.lexpress.fr/styles/saveurs/la-meilleure-baguette-2016-de-paris-est-dans-le-6e-arrondissement_1774611.html

6区なんですね。
おいしそうですね~。

『最高の花婿』

フランスで大ヒットした映画が、
公開になりましたね。

http://www.cetera.co.jp/hanamuko/

この映画は、こんな感じでした。

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/quest-ce-quon-fait-au-bon-dieu.html

突っ込みどころがないわけじゃないんですが、
見ておく価値は十分あると思います。
授業期間だったら、
まちがいなく、
「見に行って感想提出したらボーナス点」
の作品です。

2016年3月19日土曜日

Manon régle la température du bain.


おかげさまで、Manon の目は順調に回復し、
カラーも外しました。
今日は、
Manon が湯加減をみてくれました。

TPP

今日は雨の中、久しぶりに大学へ。
でも、夕方帰ることには日も差してきて、
気持ちよかったです。

トランプ候補のことが話題ですが、
彼が共和党の代表候補になれなかった場合、
暴動が起きると(本人が)言っています。
一方、彼が指名されたら、
暴動が起きるという人たちもいます。
どっちにしても、暴動が起きる!?

で、

今残っている候補者は、
なんと全員、TPP 反対です。
これは、流れることになるんでしょうか?
(Pourquoi pas ?)

2016年3月18日金曜日

Benzema

これは、もし本当だったら、
例の<sex tape >より、
だいぶマズイかも……

http://www.liberation.fr/sports/2016/03/17/les-mauvaises-affaires-de-karim-benzema_1440395

blanchiment=白くすること=マネー・ロンダリング

Manon porte une collerette.


かわいそうに、
左目がしょぼしょぼしちゃいました。
お医者さんは、
持って生まれたウイルスのせいでしょうね、
ノラちゃんは持ってる子が多いですから、
とのこと。
とりあえず軟膏をつけて、
こすらないようにカラーをつけてます。
あとは目薬。

最初は、だいぶ鬱陶しそうにしてましたが、
少し慣れて(あきらめて?)きたみたい。
でも、元気は元気です。


つけたままでも、
寝られるんですね。
でも不安なのか、
いつもより甘えてきます。

2016年3月17日木曜日

『ショッピングモールから考える』

さっき見かけたニュース、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00010000-lmaga-l27

モールですね。
モールと言えば、「吹き抜け」。
写真もそうなってます。

そして興味深いのが、
「より地域に根づいた」モールを作りたい、
という部分。
モールは、グローバリズムの権化のように言われ、
実際そういう部分もあるわけですが、
このセリフは、つまり「もっとローカルに」ということですね。
モールって、けっこうローカル……

というような話が、
この対談集に出てきます。

ショッピングモールから考える
   ユートピア・バックヤード・未来都市』 (幻冬舎新書・907円)

実は、パリ郊外クレテイユのモールに行って、
モールには何かあるなあ、
と思ったので、この本を読んでみたのですが、
なかなかおもしろいです。
固くないし、
その分学術的でもないんですが、
刺激的であることはまちがいありません。
対談している二人の熱が伝わってきます。
モール好きなら、これは読まないと!

フランス軍、兵士募集キャンペーン

これは…… 引きますね。

動画です。

https://twitter.com/Yasu9412/status/710117531672059904

retweet

なんだか、retweet するの、久しぶりな気がします。

***********************

テロ容疑者の行動解明を理由に
スマホのロック解除を依頼されたメーカーが、
プライバシー保護を理由に
その依頼を頑として拒否している国もあれば、
週刊誌がテレビタレントの不倫を暴露するために
私的なLINEの通話内容を記事上で公開したことが
問題にすらなっていない国もある。

プライバシーの保護よりも、
不倫の追及が優先されている国で、
どうやって「個人」が暮らせるんだ?
隣組の時代から何も変わってないじゃないか。

https://twitter.com/tako_ashi/status/709955328553652225

**********************

たしかに。

2016年3月15日火曜日

『スーパーサイズ・ミー』

もう10年も前の映画ですが、
ちょっと見てみました。
YouTube で見られます。(コマ切れですが。)

https://www.youtube.com/watch?v=RhtdswVwpDk&list=PL7E461D79BF4543DB

1か月、マックだけ食べたらどうなるのか、
という実験ドキュメンタリーです。
キリキリした告発じゃなく、
ちゃんと見る人のことを考えた作りで、
しかも言いたいことは言うっていう、
よくできたフィルムだと思いました。

でも、一番印象的だったのは、
アメリカの給食。
まあこんな感じだとは聞いてましたが、
ほんとにすごい。
今は、もう少しましだとは思いますけど。

再放送とは

あと2週間ほどで新学期。
またテレビもラジオもフランス語講座が始まるわけですが、
ちょっと驚きなのは、
「テレビでフランス語」がいきなり再放送であること。
番組の内容がどうのというのではまったくないですが、
やはり心情的には、新作がみたいもの。
もちろん、いろいろ事情はあるのでしょうし、
フランス語だけじゃないんですけどね。

2016年3月14日月曜日

Manon dort bien.


ネンネしてます。

そして、
相変わらず潜ってます。

2016年3月12日土曜日

alien tribes

このニュース、とても興味深いです。

http://www.bbc.com/japanese/video-35761879

日本でも、フランスでも、ドイツでも、
こういう傾向があるように感じられます。
(ただ日本は、民主党の党首が「中道だ」なんて言って、
ちょっと時代からずれちゃってるのが残念ですけど。
中道がダメだということではなく、
「中道だ」では、今は支持を得られないのに、という意味です。)

このニュースの、解決法以前に、
なにが重要なのかで意見が合わない、という指摘は、
ドキッとさせられます。

労働法改変

ここしばらく、
ずっと問題になっている、
労働法の改変。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-00000026-jij_afp-bus_all

ある学生が言っている通り、
社会党が提案するなんて、
と思います。
が、
最近の社会党は、
もうかなりグローバリスト寄りなので、
ああまた今回も、
とも思います。

日本の野党第一党も、
ずいぶんグローバリストを内部に抱え込んでいますし。
(だから解党したほうがいいと思います。
ついでに与党も割れて、
いろいろ合流して……)

それから、こういうニュースの時、
なぜか「改正」と書くのですね、メディアは。
(憲法改正、とかね。)
これ、どうみても改変でしょう。
(改悪かもしれないし。)

ベンゼマは必要?

「今日の質問」です。

Euro 2016 : Karim Benzema est-il indispensable à l'équipe de France ?
「ユーロ2016に、カリム・ベンゼマはかかすことができない?」

アンケート結果は……

https://fr.news.yahoo.com/m6info/la-question-du-jour/

Mmm、そうですか。

『神々の山嶺』

映画の公開に合わせて、
ということなんでしょう、
近所の本屋には、
『神々の山嶺』
が平積みになっています。

漫画版をお描きになった谷口ジローさんとは、
一度だけ、イベントをご一緒させていただきました。

http://tomo-524.blogspot.jp/2008/11/blog-post_9251.html

もう7 年も前なんですね。
Time flies ...

で、実はこの時、
谷口さんにサインをいただきました。
ただ「サインを」をお願いしただけなんですが、
なんと、イラストまで描いてくださいました。


いいでしょ!
(なぜか横にならない…… désolé !)

ガレキから我歴へ

福島県立博物館にて。

http://mainichi.jp/graphs/20160307/hpj/00m/040/006000g/1

2016年3月11日金曜日

3. 11


地震発生から10日後、
水木しげるさんが、
ニューヨーク・タイムズに発表した絵。

どんなに無念だったか……

卒業式でワーグナー 

ワーグナーは、
好きな人は好きだし、
そうでもない人はそうでもないですが、
わたしは、どちらかといえば、後者です。
(もちろん、魅力的な曲もありますが。)
まあ、そんなことはともかく。

ワーグナーが反ユダヤだったのは周知の事実で、
いや音楽として、
というのは、
今は答えとしては不十分かもしれません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00000022-kyt-l26

フランス文学だと、セリーヌなんかが、
少し微妙でなところかもしれません。
日本でも、たとえば三好達治とか、
どうなのかな? とはわたしも思います。
きびしく言えば、高村光太郎も。

ただこのへんは、
はっきりした基準があるわけではないので、
常に「微妙」な問題だとは思いますが。

2016年3月10日木曜日

東京大空襲

また、東京大空襲の日が、巡ってきました。

インタヴュイーは、わたしの伯母です。

https://www.bengo4.com/other/1146/1288/n_4392/

「なぜかわかりませんが、
その光景を見た瞬間、
とつぜんマヒしていた感情が戻ってきました」

Paris ~6 épisodes

というわけで、
テレビ・シリーズ、Paris、
見終わりました。
なんと、すごく面白かったです。
昨日も書いた通り、
テレビ・ドラマにありがちな要素もありますが、
それを差し引いても、すごく。

予告編には、12の運命、
と書いてありますが、
このドラマの特徴の一つは、
それらの運命のうち、
特にどれかを強調することなく、
みんなちゃんと描いていることでしょう。
もちろん運命は、たがいに絡み合うわけですが。
人物も、弱さ、強さ、ずるさ、繊細さ、希望、嘆き、など、
多層的に描かれていて、
たいしたものだと思いました。

もうひとつ、社会性も重要な要素でした。
たとえば、アレクシアの弟が、
マリで戦死するというエピソード。
あるいは、かつてカリブが不安定化したとき、
当時海外県担当大臣だった現首相は、
しょっちゅうカリブを訪れ、そこで、
愛人ができたとか。
もちろんRATP のストもあるし、
アラブ系カップルの就職難もあります。
薬物中毒の女性も、
カフェで働くアフリカ系とアジア系のサン・パピエも。

で……

あえて一人中心人物を選ぶとすれば、
やはりそれはトランスジェンダーのアレクシアでしょう。
演じたのは Sarah-Jane Sauvegrain 女優です。


http://www.slate.fr/story/96839/alexia-transgenre
(↑ これ、いい記事でした。
彼女が、フランスのテレビ・ドラマで主役を演じた、
最初のトランスジェンダーだと言っています。)

わたしも初めて見た女優です。
日本ではまだほとんど知られていないようです。
ステキでした。歌もいいし。

彼女の両親は、RATP のバスの運転手です。
そして母親役は、ベテランのNanou Garcia。

 
アラブ系の彼女は、
たとえば『きらきらしてる』で、
ヒロインの母親役を演じていました。
ユダヤ人の役でした。
それから、すごく細かいけど印象に残ったのは、
『戦争より愛のカンケイ』の中で、
市役所の窓口業務をしていた姿です。
主人公の母親が、ユダヤ人なのかと問うのです。

そして、アレクシアの友達で、
彼女に生きる道を世話したらしいアンジュ役は、
イケメン、Jérôme Robart。


さらっとしたスーツに、
シルクっぽい白シャツで、
肝の据わった「正義派」のワルです。

(正義派のワルっているのは、
フィクションの世界にしかいない架空の人間でしょう。
高倉健が任侠もので体現したのも、
あくまで架空の人間なんでしょう。
ワルはワルですから。)

というわけで、
この3人が特に印象に残りました。
ちなみに、アレクシアの恋人役の Éric Caravaca は、
『イブラヒム』以来おなじみです。

日本でも売り出せばいいのに!

Paris (série télévisée)

去年の1月、
フランスのテレビ(Arte France)で放送された、
ドラマ・シリーズ、その名も、

Paris

全6話が収録されているDVD を見始めました。

https://www.youtube.com/watch?v=5V_Ra42Xj0k

(45秒あたり、シャトー・ルージュ駅前ですね。)

ジャケ写の印象では、
ちょっと白人中心主義的かなあ、
と思っていたのですが、
見てみると、
けっこうよくできていて、
引き付けられました。

今日、3話まで見たのですが、
どうも時間は1日の内に収める気のようです。
話しは、いくつか流れがあって、
まず、首相夫婦とその息子。
首相は、政争と、
今日予定されている大規模デモへの対応に忙しく、
(彼の秘書はアフリカ系の女性です)
そんなとき息子が、半ば家出してしまいます。
それから、バスの運転手たち。
その中心には、アラブ系の女性がいて、
彼らはデモを予定しています。
そして彼女には、
トランスジェンダーの(生物学的には)息子がいて、
彼(というか彼女ですが)が、
狂言回し的に、ほかのストーリーラインを引き寄せてきます。
またさらに、アラブ系の若い夫婦がいます。
夫は犯罪歴があり求職中、
妊娠中の妻はメイドをしながら、ネイリストを目指しています。
そして、ワルたちが、あちらこちらに、
という具合です。
これが Paris だというわけですね。
首相が出てくるところが、
やや現実感が乏しいのですが、
全体としては、なかなかおもしろいです。

2016年3月9日水曜日

希望としてのRe-wilding

3.11 には、こんなイベントがあります。

https://www.meiji.ac.jp/sst/grad/information/2015/6t5h7p00000kfenq.html

re  wild  ing    再 野生 化

これ、これからの1つのキーワードになるかも。

Manon s'amuse avec de l'eau.




最初は怖がってたんですが、
慣れてくると、
水遊びもするんですね。
かわいいです。

2016年3月8日火曜日

雑誌『ふらんす』2016年度のお知らせ

この広告……
ああ、春ですね。
(でも明日から寒いらしいですけど!)

http://www.hakusuisha.co.jp/news/n14392.html

「映画の向こうにパリが見える」
よろしくお願いします!

De l’autre côté du périph

2年くらい前に、
この映画、

De l’autre côté du périph

が見たいんだけどまだDVDが出てない、
みたいなことを書きました。
(今確認しました。)
この映画は、

『アンタッチャブルズ』

という邦題で日本でも公開され、
わたしも(DVDで)見ました。
で、
今日もう一度、
かなり丁寧に見てみました。
なんと、朝10時に見始めて、
見終わったのは23時過ぎでした。

https://www.youtube.com/watch?v=7UVNizMu1SU

なぜこんなに時間がかかったのかといえば、
気になるセリフを書き留めたり、
劇中で使われている俗語を調べたり、
そしてもちろん撮影場所を探したりしながらだったからです。

字幕はさすがにうまいと思いましたが、
フランス語では何度も出てくる「ロマ」という語が、
たった1度しか訳されてないので、
見落としてしまう可能性もあるかなと思いました。

トータルとしてはおもしろいのですが、
この面白さの多くは、
オマール・シーのおかげかも。
彼はほんとにいい感じですね。
あと、
「パリ」側も「郊外」側も、
それぞれの本音をぶつけ合ってるところが、
フランスでは受けたのかも。
この映画についても、
何か書こうと思っています。

2016年3月7日月曜日

大手紙が政府管理下に

いや、日本のことじゃありません。
(今のところ)

最近、
トルコのニュースが気にかかります。

http://www.afpbb.com/articles/-/3079404

記事では、
「各国から懸念の声」
とありますが、
その「各国」に、あの国は入ってるんでしょうか?
(Je ne crois pas.)

2016年3月5日土曜日

「この国は何も学んでいない」

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO97886170R00C16A3M13200/?utm_content=buffer27981&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

東京大学名誉教授 畑村洋太郎氏(元政府事故調査委員長)  

「避難、除染、復興までを含めた計画を検討しないで、
原発を再稼働させるのは
福島事故を何も学んでいないようにみえる。
政府は事故だけでなく、
原発全体の責任を持たないとおかしい」

「事故を反省したかというと完全にノー。
原爆と原発を同一視し、
放射能の被害をただ恐れるだけで、
数量的なリスクをきちんととらえていない人が多い」

この国は何も学んでいない

Les lieux les plus romantiques de Paris

パリのロマンチックな場所、ベスト10!

http://www.petitfute.com/v17231-paris-75000/actualite/m17-diaporama/a2675-les-lieux-les-plus-romantiques-de-paris.html?pfpart=outbrain#xtor=AD-333

でも、この1位は、
だいぶ意外ですよね?

*serre =温室





football féminin

昨日の女子サッカー、
見ていましたが、
あまりにミスが多くて……
それから、ただ放り込んでも、
あまり意味がないような……

中国チームの監督は、
元フランス女子チームの監督だった、
Bruno Bini 。
報道はこんな感じ。

http://www.lesfeminines.fr/wordpress/blog/2016/03/04/afc-qualification-jo-de-rio-la-chine-elimine-le-japon-1-2-et-nest-pas-loin-du-7eme-ciel/

これを読むと、
日本には勝てないだろう、
という感じだったんですね。
(結果は違いましたが。)



2016年3月3日木曜日

公平性

今日の(ネットの)毎日新聞の一節に、
こうありました。

**************************

 「反トランプ」色を強める米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で、
ルビオ氏への一本化を提案。
ワシントン・ポストもトランプ氏には大統領の資質がないと断じ、
共和党に対応を求める異例の展開になっている。

*************************

このWSJを、たとえば毎日新聞、
WPを、たとえば朝日新聞、
と置き換えれば、
今の日本政府が言っている「公平な報道」が、
やはりピントがずれている感は否めません。

アメリカでは、メディアの数が十分多いとの理由から、
このように、
あるメディアが特定の政治家を推すことが認められています。
いろんなメディアがそれぞれの見方を示すわけだから、
それでいいですよね。

政治に中立はないと言います。
(相対的な中道はあるでしょうが。)
どんな意見も、すべてある偏差があるわけですから。
いろんな要素を吟味するのは当然として、
でも最終的には、偏差がないことは(原理的に)ありえません。

今すぐアメリカ方式にせよ、
とは言いませんが、
偏差を持つ政党という集団が、
公平性を判断するのは矛盾でしょう。
そこはやはり、
メディア自身の力が問われる部分で、
わたしたち受け手は、
彼らの誠実さを注視することになるのでしょう。

権力の中枢とお食事して、
それを自慢しているジャーナリストなんて、
太鼓持ち以外の何物でもありませんね。

2016年3月2日水曜日

3月

3月に入るとすぐ、
職場で恒例の「連絡会議」なるものが開かれます。
これは、
語学などの教員が、
1年に1度全員で集まり、
この1年を反省したり、
来年度への展望を話し合ったりする、
貴重な機会です。
で、
その会議が昨日あり、
例年通り、
充実したひと時でした。

大学に行ったのは久しぶりだったのですが、
兵庫の、お菓子教室を主宰する pâtissière の方から、
わたしの父親もちょっと顔を出す記事(神戸新聞)を、
送っていただいていました。
ラジオやテレビにもお付き合いいただいたそうで、
merci beaucoup !