2017年5月30日火曜日

palmarès

日曜日に、ダイアン・クルーガー主演の新作について触れましたが、
その作品で、
彼女がカンヌの主演女優賞をゲットしましたね。
これは、さらに期待が高まります。
ドイツを舞台にした「移民映画」としては、
代表的な1本になる予感がします。
(見てないのに!)

また、パルムドールのスウェーデン映画、The square。
これは情報が少ないのですが、
「寛容と連帯」というテーマの企画展を開催しようとしていた、
現代美術を扱うキュレーターが、
彼のケータイを盗まれたことで、
企画展そのものの開催が危ぶまれる……
みたいな話のようですが、
ちょっとよくわかりません。
でも、まずはおもしろそう。
こちらも楽しみです。


2017年5月28日日曜日

『男として死ぬ』

年老いたトランスジェンダーが、
「男として死ぬ」ことを考えるお話。

http://eufilmdays.jp/ja/films/2017/to-die-like-a-man/

https://www.youtube.com/watch?v=63WMokj1kKs  ←予告編

2009年の作品ですが、
わたしは不勉強で見たことがありません。
この監督の作品、おもしろそうなので、
見てみたいと思います。
去年、東京映画祭で上映された『鳥類学者』が最新作で、
今のところ、長編は5作ですね。

Cannes 2017 Ⅱ

ダイアン・クルーガーが、
初めて母語であるドイツ語で出演するという作品、
これが、とても気になります。

https://www.youtube.com/watch?v=BKBqOE3WNu0

https://www.youtube.com/watch?v=5r7NBwFMFa0  ←インタヴューも

ハンブルク。
テロが起こり、
彼女は夫と幼い息子を失います。
これは誰の犯行なのか?
この夫が、かつて麻薬の売人だったため、
当初警察は、トルコ系とクルド人系のマフィアを疑いますが、
実は、犯人はネオナチでした。が、
証拠不十分で犯人は釈放。
彼女は、復讐を決意し……
ということのようです。
(見てないので、RFIの紹介の受け売りです。)

監督はFatih Akin 。
注目の人です。


2017年5月27日土曜日

Cannes 2017


Reuters の写真から。
とにかく、「役」がないと始まりませんからね。

2017年5月26日金曜日

『今日の宿題』

こんなのが出ました。

http://bookandbeer.com/news/shukudaib/

わたしも末席に加えてもらったのですが、
ゲラで、ほかの方々の「宿題」を(部分的にですが)読ませてもらって、
これがなかなかおもしろかったです。


2017年5月25日木曜日

19連勝

将棋の話題が「世間」に注目されているようです。
若き藤井四段の、19連勝ですね。

今回彼が勝ったのは、この戦い。


トーナメントですから、
実際竜王に挑戦するためには、
あと6勝しなければなりません。
しかも、後半はトップ棋士が控えています。

ただ、モト将棋部で、
モバゲー将棋で1600点台をキープしているもの
(がどれくらいなのか? わかりにくい!)
としては、
ただ勝った負けただけでは、
あまりおもしろくない。
居飛車党の藤井四段が、
どんな「世界観」を持っているのかを感じたい。
でもまた同時に、
ほんとにそれを感じられるのは、
わたしなどでは到底無理で……。

ちなみにプロ棋士としては、
一度だけ対戦した
(と言っても、いわゆる10面指しで、
もちろんこちらは10人のうちの1人。
もちろんあっさり負けました。)
ことのある、
鈴木大介九段押しです。

2017年5月24日水曜日

新しい帯、登場!


新しい帯、
なかなか立派なやつを作っていただきました!

https://twitter.com/hakusuisha/status/867239596861530113

それにしても、「たぶん」て……
(こういうところが、白水社っていいですよね💛

今後とも、どうぞ可愛がってやってください!

2017年5月23日火曜日

インドネシア

このニュース、
見出しだけ見ると、
インドネシアは同性愛に冷たい国なのかと思ってしまいます。

http://www.asahi.com/articles/ASK5K4V09K5KUHBI019.html

でも、
記事の中でもちゃんと触れられている通り、
インドネシアでは、アチェ州以外のすべての州で、
同性愛は合法です。
で、そうれはそうなんだけど、
それでも同性愛者への抑圧が強まりつつある、
ということなんですね。
(イスラム的には、同性による「行為」は禁じられていますが、
愛そのものが禁じられているわけではないそうです。)

http://www.parismatch.com/Actu/International/Indonesie-141-hommes-arretes-lors-d-une-fete-gay-1264223


「冗談だよ!」

vanne という単語、
これはロワイヤルを見ても、
仏和大辞典を引いても、
「悪口」「嫌味」などとしか書かれていないのですが、
wikitionnaire を見ると、それ以外に、

(Familier) Plaisanterie.

と書かれています。
くだけた表現で、「冗談」だということになります。

今日、授業で『最強のふたり』を見ていて、何度も、

C'est une vanne ! (「冗談だよ!」)

という表現が出てきました。
ま、そういうことですね。

2017年5月20日土曜日

リバティー@駿河台(2)

先週と今週の土曜は、
駿河台キャンパスのアカデミーコモン(という建物)で、
「フランス体験講座」
の中の、
わたしの担当日でした。
まあ、話はいつもの内容なんですが、
それでも少しずつは変化があります。

その一つが、授業で使うプリント。
たとえばこの頃は、


とか、

など、
映画のカットを並べたプリントを配布し、
それを見ながら話してゆきます。
もちろん映画も見るのですが、
映像は、見終わると目の前にはないので、
こうして複数の(えいがてき)時間が並んでいるほうが、
理解しやすいだろうというわけです。

とはいえこの方法は、
実は、若き同僚の先生に教えてもらったもので、
試してみたら、たしかにイイのでした。
ほんとにこの頃は、
若い世代から学ぶ日々です!

男たちが

男たちが占拠しているのは、
ラ・シャペル駅の北側、
パジョル通りがさらに北へ、
あのヒンドゥーのお寺がある方向に伸びるあたりです。

http://www.leparisien.fr/paris-75018/harcelement-les-femmes-chassees-des-rues-dans-le-quartier-chapelle-pajol-18-05-2017-6961779.php

C'est pas bien, ça.



2017年5月17日水曜日

chocolat !

Cho-Cho-Cho-Chocolat !

https://www.youtube.com/watch?v=NuXaPB_KWg8


T'es rentrée dans ma vie comme dans un freestyle
T'as voulu qu'on s'évade comme Bonnie & Clyde
J'ai voulu percer ton coeur en titane
J'ai vite compris que j'n'étais pas de taille
Baby, alors ? On va où ? On fait quoi ?
On s'enfuie, loin d'ici, on y va

On est si différent c'est ce qui nous attire
Bang, bang, bang! Autour ça tire
Viens avec moi si t'es prête a partir
J'veux pas rester là ils veulent nous asservir
Baby, alors ? On va où ? On fait quoi ?
On s'enfuie, loin d'ici, on y va

Elle est sexy raffinée (Sexy raffinée)
Elle est sexy raffinée (Sexy raffinée)
Elle est sexy raffinée (Sexy raffinée)
Chocolat, Cho-Cho-Cho-Chocolat
Cho-Cho-Cho-Chocolat
Cho-Cho-Cho-Chocolat
Cho-Cho-Cho-Chocolat
Cho-Cho-Cho

Cette go m'a tué (Tué)
Assassiné (Tué)
Sexy raffinée (Tué)
Comme dans les films au ciné (Tué)

Ce gars m'a tuée (Tué)
Assassinée (Tué)
Oui j'ai succombé (Tué)
Comme dans les films au ciné (Tué)
Cho-Cho-Cho-Chocolat, Chocolat
Cho-Cho-Cho-Chocolat, Chocolat

[Awa Imani]
Je l'ai cru, quand ses yeux se sont posés sur moi
Il m'a eue (ooh), mais je n'ose pas lui dire qu'il compte pour moi
Je l'avoue (ooh), qu'il en faut plus pour partir avec moi
Même si au fond je le veux (Eeh)
Prends les devant et fais-moi rêver

Oui j'ai ré-uni toutes mes affaires
On va où ? On fait quoi ? On s'enfuie
On s'en va sans pour autant tout foutre en l'air
Une voix me dit non n'y va pas
D'un côte j ai peur d'me tromper sur lui
Mais d'un autre je sais qu'il m'a conquise
Bon on y va
Si ça va pas je m'en mordrai les doigts 

2017年5月14日日曜日

hiphop なら

今、
Booba のことを書いて思い出しましたが、
通勤中など、
hiphop が聞きたくなると、
わたしはこのラジオ、Mouv' を聞いています。

http://www.mouv.fr/player

選曲がいい、とわたしは思います。
ざっくり言って、半分くらいは英語の曲ですが、
もちろん、残りの半分はフランス語の曲です。
(時々ニュースなんかも入ります。)

Le slalom exceptionnel de Benzema

ベンゼマの3人抜き、
すごかったですね。

https://www.youtube.com/watch?v=8svvqx06KFQ

そしてこのベンゼマの大ファンとして知られる、ラッパーのBooba。
彼は、自分のヴィデオクリップの中でも、
背中に BENZAMA と書かれたユニフォームを着ていたりします。

https://www.youtube.com/watch?v=IWftfp5cLCk  
← たとえば26秒あたり。ま、ずっと着てるんですが。

で、このBooba が、
今回のベンゼマのプレーに関して挙げた、
何とも言えないインスタがあるんですが、
なんとベンゼマ本人が、
このインスタに<like>を送ったので、
急に話題になっているようです。
こんな画像です。

https://fr.sports.yahoo.com/news/booba-se-moque-de-deschamps-giroud-et-valls-benzema-like-065640876.html

抜かれた3人の選手の顔が、
フランス・チームのデシャン監督、
エマニュエル・ヴァルス、
そしてジルー、
に代えられています。
まあ、デシャン監督は、
スキャンダルのあったベンゼマを、
代表チームに招集しないようなんですが、
まあ、それが関係ないとはどうしても言えない、でしょうね。

ペストとコレラ

今日は、
リバティー・アカデミー(駿河台校舎)で、
「パリ」について話しました。
まあ、いつものネタと、
大統領選挙に関する話題でした。

で、
今日会ったフランス語の先生から聞いて知ったのですが、
フランス語に、
「ペストとコレラからは選べない」
という表現があるそうです。
どちらに投票するの? と訊いたら、
こんな返事が返ってきたと。
なかなか強烈な表現ですね。

https://fr.wiktionary.org/wiki/choisir_entre_la_peste_et_le_chol%C3%A9ra

2017年5月12日金曜日

トッド

これはどうじても見ないと。
土曜です。

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2779244/index.html

2017年5月9日火曜日

10万部突破!!


昨日、白水社から、

『フラ語入門』がついに、10万部を突破した!

というお知らせがありました。
Mmmm...
この本が発売された2003年、
(つまり14年がかりの10万部、ということですね)
そういう数字は考えたこともなかったですが、
まあとにかく、嬉しいというか、ありがたいというか……
使っていただいているみなさまに、しみじみ感謝。
Merci infiniment !

で、白水社からはご褒美(?)として、
この偉業(!)を入れ込んだ、
新しい帯(←本の下のほうに巻いてあるやつ)を、
作ってもらえるようです。
楽しみです!


そして思い出されるのは、
この「フラ語シリーズ」の生みの親であり、
シリーズ5冊すべてを担当してくれたタケちゃんのこと。

http://tomo-524.blogspot.jp/2010/05/salut-take-chan.html

このブログの日付が、2010年の5月8日。
つまり、それからぴったり7年経った昨日、
今回の知らせが届いたことになります。
ああ、なんと、
タケちゃんが天国から知らせてくれたような気がしてきました。
(こういう言い方はあまり好きじゃないんですが、
でもやっぱり、そう思えてしまいます)。

ほんとはこっちから報告するところなのに、
まさかそっちから知らせてくるとはね!
……タケちゃんと、一杯やりたいです。
Tu me manques énormément...

2017年5月8日月曜日

Je lève ma voix...

わたしにとっては好きな指揮者の一人である、
グスタボ・ドゥダメル。
彼の祖国であるベネズエラは、
この1か月ほど(というか、この数年)混乱が続いています。
もう、死者が22人に達したとかで、
しかも解決の気配がありません。

そもそもベネズエラは石油国家で、
以前石油が高値だった頃は、
その石油マネーにものを言わせ、
なにからなにまでどんどん輸入して、
国民の生活水準も上がったと言われています。
ただその間、
「貯金」をせず、
また国内産業を育てようともしなかった、
だから、
一旦石油が値崩れすると、
一気に経済が落ち込み、
輸入量が減り、
国内産物はあまりないので、
いきなり物不足&インフレが起こり、
ついには必需品は配給になり……
そしてそんな状態が長引き、
しかも政府は独裁色を強め、
とうとう大規模なデモに発展している、のでした。

で、ドゥダメルですが、
実は彼は、こんな政府を応援していて、
それが、ベネズエラ国民の批判を受けてきました。
明らかに政府寄りのコンサートに出たりして。
でも、
今回のデモで、
彼が率いる若手オーケストラのヴァイオリニストが亡くなり、
ついに彼も、
政府批判の声を上げました。
それが、これです。

https://www.equaltimes.org/je-leve-ma-voix-lettre-ouverte-de?lang=en#.WRAfMIVOJ9B

早く落ち着くことを祈るばかりです。

そして

選挙結果。

https://www.nytimes.com/interactive/2017/05/07/world/europe/france-election-results-maps.html?_r=0

そしてこれも。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchikazuomi/20170506-00070683/

2017年5月7日日曜日

『となりのイスラム』

GWもついに終わり。
明日からはまた授業なんですが、
ここ数日、レポート読みに時間をかけています。
今、レポートはすべてネットを通して提出するので、
締め切りをたとえば「5月5日」に設定すれば、
休日でもレポートは集まってきます。

今回のブック・レポートの課題は、

『となりのイスラム』  内藤正典、ミシマ社

です。
以前は、池上彰『大人も子供もわかるイスラムの大疑問』を
指定していたのですが、
やや話題が古くなったので、
去年出たばかりのこちらに変更しました。
もちろん、いい本であることは言うまでもありません。
ちゃんと読んでくれた学生は、
とてもいい「発見」をしてくれていると思います。

推薦します!

2017年5月6日土曜日

GW


GW中盤に、
誘われて行ったBBQ。
山間のキャンプ場は、
気持ちのいい風が……

2017年5月4日木曜日

Khamsa

以前、「マルセイユ映画」

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/blog-post_24.html

の1本として、
Bye-Bye というフィルムを見ました。
いい作品でした。

http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/bye-bye.html

で今日は、このBye-Bye の監督である、
Karim Dridi の別の作品を見てみました。

Khamsa

です。
タイトルの khamsa というのは、
「ファティマの手」の別名で、
ここでは、
いつもこのペンダントを首から提げているジプシーの少年、マルコの、
あだ名でもあります。
そしてこのネックレスは、
アルジェリア系だった母の形見です。
結論から言うと、
とてもよかったです。

https://www.youtube.com/watch?v=tLR86VRTfrM ←全編版

https://www.youtube.com/watch?v=7MnYmZWy45M ←予告編

11歳のマルコは、
預けられていた家を逃げ出し、
生まれ育ったジプシーのキャンプ
(Marseille の北、Ruisseau Mirabeauにほんとにあります)
に戻ってきます。
でも、自堕落な父親(シモン・アブカリアン)は、
若い愛人といちゃつくばかりで、
マルコに何もしてやりません。
住むところさえ用意する気はない。
また、義母を訪ねるも、
男が愛人を出て行った今、
男の息子なんて顔も見たくない、
と追い払われてしまいます。
別の家で暮らす病気のおばあちゃんも、
ほとんど意識がなく、
マルコにはもう行き場がありません。
そんな彼を泊まらせてくれたのは、
いとこで小人のトニーだけ。
こうしてマルコは、
トニーのキャンピング・カーに住むのですが、
一方では、ジプシー仲間で幼馴染のコヨーテ、
近くのシテに住むアラブ系のRachitique たちと、
かっぱらいや空き巣狙いを繰り返します。
でも、
そんな生活が長く続くはずもなく……

主人公たちが住むジプシーのキャンプは、
こんな感じ。
(写真をクリックで拡大)


左手には太い自動車道(A55)が走り、
右手奥には海が見えています。
場所は、ここです。(Place des Ferrailleurs)

https://www.google.co.jp/maps/place/Chemin+du+Ruisseau+Mirabeau,+Marseille,+%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9/@43.3499469,5.3448699,3a,75y,45.71h,87.6t/data=!3m7!1e1!3m5!1sQEHKyENu-eY2Tk-RgjiiWA!2e0!6s%2F%2Fgeo2.ggpht.com%2Fcbk%3Fpanoid%3DQEHKyENu-eY2Tk-RgjiiWA%26output%3Dthumbnail%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26thumb%3D2%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D12.491505%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i13312!8i6656!4m5!3m4!1s0x12c9c1d2796d7957:0x2b6772cbb3cfbe6e!8m2!3d43.350331!4d5.34926

マルセイユ、
奥が深いです。

2017年5月2日火曜日

ドバイ・フォント

http://www.bbc.com/news/business-39767990

マイクロソフトが、ドバイ・フォントを発表、
というニュース。
ラテン文字と、アラビア文字。
マイクロソフト・フォント持った最初の都市、って、
ちょっとうらやましいような。