2012年6月28日木曜日

「身体の完全性」

このニュース、お読みになりましたか?

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2886736/9184294?ctm_campaign=txt_topics

もちろん、さまざまな宗教や習俗に関わる問題ですね。


『製鉄所萌え』

かつて未来派と呼ばれる人たちがいました。
彼らの夢想は、超えられたのでしょうか?

http://www.youtube.com/watch?v=QV_pCAlK1gM

たしかに1つの「新しい美」だと言えるように思います。
ただ、
どこか「懐かしい未来」な感じもありますね。

2012年6月27日水曜日

S'ENVOLER

修士の2年生で、
以前「東京詩ゼミ」を聴講してくれたK君が、
久しぶりに研究室に来てくれました。
就職が決まった報告をしてくれるためです。
わたしはまったくなんの役にも立たなかったのですが、
ほぼ希望通りの就職ができたようです。
おめでとうございます!
(まあ、いろいろ本番はこれからですけど!)
そして9月には、スペインでの学会発表があるとか。
彼にとっては初めての海外。
味わって!

それからもう1人、
修士の1年生であるOさんも、
やはり久しぶりに研究室に来てくれました。
彼女は、「東京詩ゼミ」第1回の学生なので、
ということは、
わたしが今の職場に来て初めての学生の1人なので、
とても印象に残っています。
彼女は9月から留学するそうで、
今は語学の勉強にも励んでいるそうです。
もちろん、専門は理系なのです。

学生たちがだんだんに頼もしくなっていく姿は、
うれしさ9.5割、さびしさ0.5割、という感じでしょうか。

2人の未来が豊かでありますように!

2012年6月26日火曜日

MELODIE EN SOUS-SOL


今日の東京は、日差しは強かったものの、
風はひんやり乾いていて、
わたしにとっては、今年1番快適な天気でした。
毎日とは言わないけれど、
ときどきこんな日があるといいですね。

今日は1963年の映画、『地下室のメロディー』を見ました。
そうですねえ、たぶん30年ぶりくらい。
というか、ああやっぱりこの映画だった、と思ったのは、
ラスト20秒くらい。
きっとアレだろうと思いながら、
ほんとに99%忘れていました。

ちなみにこの映画、テーマ曲も有名ですね。
(以前ホンダのCMで。)

http://www.youtube.com/watch?v=RNYKJ28YtRk

実はこの映画の冒頭、
出所してきたジャン・ギャバンが帰る自宅のあるのが、
パリの北、サルセルなんです、まさに開発ラッシュのころの。
ギャバンはその様子を見て、NYみたいだ、なんて言うわけです。

サルセルと言って思い出すのは、
以前取り上げたコレ。

http://tomo-524.blogspot.jp/2011/01/la-petite-jerusalem.html

なんだか不思議ですが、
たしかに繋がりがあるのを確認した今日の午後でした。

2012年6月24日日曜日

7月号

ユーロ、フランスは負けてしまいましたね。
試合を(録画して)見た印象としては、完敗。
しかも予想通り。
もちろん、そうとう高いレベルでのことなんでしょうけれど。

   
        ◆

申し遅れましたが、「パリは燃えているか?」の第16回、
「テレビでフランス語・7月号」に掲載されています。
この連載は9月号までなので、あと2回となりました。
連載終了後には、何らかの形でまとめられたらと思っています。
以前書いた分も、実は大幅に直し続けていて、
それも着実にたまっています。
今は、それに1番エネルギーを割いています。

いろいろ計画だけは思い浮かぶのですが、
あまり力がないので、あれもこれもはできません。
でもなんとかこれは最優先で、
できのいいものにしたいと思っています。

仕上がったときには、また宣伝させてください!

2012年6月23日土曜日

コレラ

夏至でしたね。
ということは、前期の授業終わりまで、
あと1か月を切ったことになります。
今日もある先生が、
「来週休講しなきゃならないんだけど、
せっかくいい雰囲気でやってるから、
ほんとは休みたくないんだよね」
と言っていたのですが、そういうことってあります。

先日、ハイチの専門家、佐藤文則さんの話を聞く機会がありました。
ハイチ、まだまだ復興には遠くて、
地震後にテントで暮らしている地域が、
そのままスラム化しかかっていると……心配です。

それからハイチで流行したコレラについてですが、
こんなことがありましたね。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2809720/7448182

ハイチにはこの100年コレラはなかったそうで、
それを平和維持軍が持ち込んでしまったとは。

今は賠償問題に発展しているそうですが、
そうは言ってもどう賠償するのか……
困ってしまいますね。

2012年6月20日水曜日

Intouchables

明日から「フランス映画祭」ですね。

http://unifrance.jp/festival/2012/

なんといっても注目は、『最強のふたり』でしょう。
(原題は Intouchables )
おおくの話題を提供した映画です。

http://www.youtube.com/watch?v=-W8KzMpzsko

監督・シナリオのひとり、オリヴィエ・ナカシュは、
『きらきらしてる』のジェラルディン・ナカシュののお兄さんです。


2012年6月19日火曜日

ROCEのMelodies

今午後10時。
外は大荒れで、これは危険です。
ピークはこれかららしいので、
なるべく早くご帰宅を。

このところ、ROCEの新しいアルバムを聴いています。
(といっても、出たのは2月なんですが。)

素人の勝手な感想で言えば、
ファーストは◎、
セカンドは△、
で今回のサードは○、という感じ。
(ほんとに勝手ですが!)

ただアルバム中、ああ、これ知ってる、
しかもハッキリ知ってる曲だ!
と思ったのがこれです;

http://www.youtube.com/watch?v=1EQOcSG__jg

で、知ってるとは思ったものの、
実は数日間曲名が思い出せなかったのですが、
不思議なもんですね、
ある時突然、ふと口から名前が出ました。
でもまだ半信半疑で、そのあとYouTube で探してみると、
やっぱりそうでした。

http://www.youtube.com/watch?v=aZa20fgWPrA

(分かりやすいのは1分40秒~あたりです。))

有名な曲なので、きっとご存じだった方も少なくないでしょう。
ジョー・サンプル、ほんとに久しぶりでした。

2012年6月18日月曜日

tajine


今夜11時15分から、
NHK/BSプレミアムで、「恋する雑貨」の再放送。
訪れるのはモロッコ。
おもしろそう!

http://www.nhk.or.jp/bswomen/lineup/zakka.html

2012年6月17日日曜日

『移民』

今日の(というか昨日ですが)の東京は、
曇りと雨が交互に現れるような1日でした。
ただ暑くも寒くもなく、家で仕事をするにはちょうどいい気候でした。
そして今日は久しぶり(!)に、ちゃんと仕事をしました。
秋か冬には、形になるといいのですが。

それはともかく、
ユーロはおもしろいですね。
フランスvs.ウクライナ、つい見てしまいました。
(ただ今後、地上波の中継が少なくなりそうで寂しいですが。)

そういえば最近、チャップリンの『移民』という短篇を見ました。
移民を扱った映画としては、最初期の1本でしょう。
おもしろかったです。

またこの本、資料としてなかなかいいです。

http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%83%BB%E7%A7%BB%E6%B0%91%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%9C%B0%E5%9B%B3-%E7%AB%B9%E6%B2%A2-%E5%B0%9A%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/462108450X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1339864291&sr=8-1

でも落ち着いて考えると、「移民」とは何だろうとも思います。
この本では、出エジプトから始まっているのですが……
数千年の移民の果てにできあがっているのが、
今の世界なんですね。




2012年6月14日木曜日

テレビを消して

それはそうと、
3週間ほど前に少し話題になったあのニュース、
テレビでもアナウンスされたのでしょうか?
わたしは1度も聞いた記憶がありませんが。

「テレビを消すことの節電効果は、エアコンの場合の1.7 倍」

というアレです。
たしか野村総研が発表したんでした。
1日のテレビの放送時間を何時間か短縮したら、
かなりの節電効果があるはずですね。

その案、出ないんでしょうか?

新宿へ

今日は打ち合わせのために、
久しぶりに新宿まで行きました。
梅雨の晴れ間、爽やかな風が吹いて、
半袖で気持ちがいいくらいでした。

打ち合わせでは、
かつて文化人類学を専攻したという編集者から、
色々適切なアドヴァイスを受けました。
ありがたいことです。
なんとかそれを生かすようにするつもりです。

ところで新宿に向かう途中、
時間は午後2時ごろだったのですが、
ある駅で相当ご高齢の女性が乗られてきたので、席を譲りました。
どうせそこから新宿まで(急行で)2駅だし、
もちろん、なんでもないことです。

ところが、1駅行ったところで降りるその女性が、
少し離れていたわたしのところまできてくれて、
お礼を言いながら、アメちゃんをくれるのです、3個も。
遠慮したのですが、もう遠慮しきれない感じでありがたくいただくと、
「実は今日は足が痛くて、ほんとに、涙が出るほど嬉しかった……」
とおっしゃって、ほんとに涙ぐまれて……

ただちょっと席を譲っただけなのに、
こんな展開になるとは思いもしませんでした。
(でもまあ、アメちゃんもらえて得しました!)

2012年6月13日水曜日

ファシスト

昨日の「ワールド映画」ゼミでは、
発売されたばかりの日本語版を使って、
『戦争より愛のカンケイ』を見ました。
わたしも久しぶりに見て、やっぱり惹きつけられました。

予習の宿題として、
「ファシスト」「帝国主義」「ジョスパン」
を調べておいて貰ったので、学生たちも分かり易かったんじゃないかと
思っています。
(ユダヤ関係の話は、すでに授業でさんざんしているので。)

フランス人はたしかに、時に
「あの人ってファシストね」
と言うことがあります。
日本人との会話では、(政治の話をしている時以外)
「ファシスト」という語彙を使うことはまずないので、
日常的に使うフランス語との距離は大きいです。
が、
これは逆に言えば、
フランス語の「ファシスト」は相当に使える範囲が広いということでもあります。
そして実際『戦争より~』のなかでも、
か~な~り広く使っています。
もちろんそれは「戯画」レベルまでいってるわけで、
それがそのまま日常の使い方というはずはないんですけど。

それにしてもよく日本版を出してくれたものだと思います。
おかげで、授業でも使えるようになりました!


2012年6月11日月曜日

ユーロ2012

始まりました。
そして昨日の(というか日本では超早朝の)スペインとイタリアの試合、
おそろしく見応えがありましたね。
バックパスさえ、緊張が漲っていて。
どちらかのチームを応援することはまったくなかったのですが、
とにかく、試合自体が素晴らしかったです!

そして今夜は……イングランドとフランスですね。
TBS さまさまです。

「選ばれた移民」

ハンガリー移民2世である元大統領、サルコジ氏。
彼はおそらく、そうした立場からのし上がったのだという自負があり、
その裏返しとして、
彼から見れば努力が足りないと見えるだろう若者たちを、
「社会のクズ」と呼んだりもしました。
出自などで差別するのはよくないが、
才能や重ねた努力による達成に対して、
ある「差別」が行われるのは当然だ、というわけです。
そう、完全に間違っているとはいえません。
かといって、これだけで済ませられる話でもないでしょう。

チェスの「才能」があった少年の話です。

http://www.ovninavi.com/721profil

彼にはがんばって欲しいです。
(わたしも将棋ファンの一人ですし。)
でも記事の最後にもある通り、
美談だと言って喜んでばかりもいられないですね。

2012年6月9日土曜日

高大連携プログラム

東京は今日梅雨入り。
一日それらしい雨降りでした。

そんな中、午後からは大学で「高校大学連携プログラム」の手伝いに。
地元の生田高校の1年生を対象として、
オムニバスで色んな先生たちが順に講義していくのですが、
今日がわたしの担当日でした。

集まってくれたのはなんと140人!
これはどうも、文系の生徒さん達が集中した結果のようです。
まあこのプログラムを実施しているのは理工学部なので、
わたし以外は全員理系の先生です。
ちなみにメニューはこんな感じ。

http://www.meiji.ac.jp/sst/renkei/6t5h7p00000c3r1j.html

生徒さん達は、みんなちゃんと聞いてくれて、よかったです。
(まあ面白かったかどうかはともかく。)
高校生とは言っても、まだ1年生。
つい数か月前までは中学生だったわけなので、
その辺を調節するのが少し難しかったですが、
実は授業前に学食で冷やしたぬきそば(300円)を食べていた時、
となりにいた女子高校生3人組(もちろん生田高校の)と話したので、
少し感じがつかめました。
なにしろ140人なので、学食にはたくさんの高校生がいたのでした。

彼らのうち何人かが、
フランス語圏やパリに興味をもってくれたら嬉しいです。

2012年6月7日木曜日

Iggy Pop


イギー・ポップ、という名前をご存知でしょうか?

昨日ボウイがわたしたちのヒーローだったと書きましたが、
そのボウイがプロデュースしたイギーのアルバムもまた、
わたしたちにはとてもインパクトがありました。
(この「インパクトがあった」という言い回し自体、あの時代のにおいがします。)
そういえば中野サンプラザでも、イギーはPAによじ登っていました。
そういう破壊的な人でした。

その後イギーはジャームッシュと仕事をしたりもしていましたが、
実はつい最近、なんとフランスがらみでも、名前を発見して驚いたことがありました。

http://www.tana250.com/?p=6275

まあ、発売の経緯がイギーらしいというか。
少なくともピストルズみたいにザンネンな感じはしません。
(やや大げさに言うなら、ピストルズが再結成して、
懐メロツアーを始めた時点で、「パンク」は「現在形」であることをやめた、
という印象です。これはかつて、ほとんど人がそう感じたのでした。)

それにしても「枯葉」とは!

http://www.youtube.com/watch?v=hPhuyvhHzC0&feature=plcp

聞くのが怖い気もして、まだ全体を聞いてはいません。
古い人間なので、(まだ出ていない)CDというモノがあるほうがいいし。
でも、聞かないわけにもいかないと思っています。

2012年6月6日水曜日

diamond dozen


イギリスのOfficial Singles Chart で、
現在までに1000万枚以上の「シングル」を売りつくした12のアーティストのリストです。

http://www.officialcharts.com/chart-news/the-official-singles-charts-biggest-selling-artists-of-all-time-revealed-1431/

マドンナやマイケルは分かるけれど、
今さらながら、イギリスでのDavid Bowie 人気に驚きました。
大学生だった頃、彼はわたしたち仲間の間では、「No.1」でした。
(「ぼくは君の部屋の鏡を割り続けているよ」と、彼は歌っていたのでした。)

もう1つの驚いたことには、すでにリアーナが入っていること。
(13位のストーンズより上なんて!)
リアーナはやがてもっと上位にいくんでしょうね。

それにしても、20位にスパイス・ガールが入っているあたり、イギリスですね。

2012年6月5日火曜日

今朝は、やや寝不足で体調イマイチだったのですが、
いったん大学に着くと、
1時間目のゼミの学生は全員出席しているし、
ちゃんと集中して映画を見、また話も聞いていた(と思う)し、
同僚たちとのランチも楽しいし、
午後H君が香港での学会発表のお土産も持ってきてくれたし、
夕方学食で食べた250円のきつねそばもいい感じでさみしいし、
その後6時からのデリケートな会議も無事終了したし……
終わってみればけっこういい1日でした!

2012年6月4日月曜日

大好きな詩人、清水哲男さんの久々の新作。

http://www.midnightpress.co.jp/mokuroku/mpweb-01.pdf

新宿ですね……


Marine は

そしてマドンナの「ショー」に対し、
Marine Le Pen は、

もし彼女がフランスでもそんなことをしたら、
ただじゃおかないわね。

と発言し、またその後

歳のいった女性歌手たちが、
話題作りのためにこんな極端なことをするっていうのは、
理解できますよ。

と余裕のコメント。

7月のフランスでのコンサート、ヒートアップ確実です!

2012年6月3日日曜日

再稼働反対

友人から、再稼働反対運動に関連した記事が転送されてきました。
まずは、芦ノ湖にセシウム。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120531/k10015499911000.html

このニュース、ちょっと前だったらもっと大騒ぎだった気がします。

そして再稼働については、この中国新聞の社説に同感です。

http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201206010135.html

また(ほとんど)みんながそうじゃないかと感じていること。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120602/k10015561831000.html

再稼働が象徴するように、
この国はどんどん3.11以前のシステムに戻ろうとしています。
事故原因の究明もまだ、規制機関の設置もまだ、
大飯原発の防潮堤は低いままで、再稼働です。

これはまずいですね。チョーまずい。

2012年6月2日土曜日

MDNA tour


Madonna のMDNA tour、昨日のテル・アビブの公演のオープニング、
Nobody knows me の時の背景スクリーン、
物議を醸しています。

http://www.youtube.com/watch?v=sP0-b01zWXA

1分30秒過ぎあたり、国民戦線のMarine Le Pen


が映し出され、その一瞬後、彼女の額に鍵十字が現れるのです。(上の画像)
テル・アビブで!

もう数年前ですが、シャロン首相が、
フランスは反ユダヤ活動が激しいという理由で、
在仏全ユダヤ人に、イスラエルにやってくるように呼びかけたことがありました。
そのときはフランス政府の抗議で、
結局トーンダウンしたはしたのですが。

今もフランスで根強い反ユダヤ主義を、国民戦線の活動に見出した、
ということですね。
これが今日のYahoo France のトップですから、
ニュースのインパクトの大きさが分かります。
(まあYahoo ですから、やや三面記事的ニュアンスもありますが。)

国民戦線の正式なコメントが待たれているところです。

女の子の名前


近々赤ちゃんが生まれる予定の同僚がいます。
で、名づけの話になることもあるのですが、
フランスでは、こんな「提案」があるのですね。
今までのものとかけ離れ過ぎておらず、なおかつ新しい名前、
だそうです。

http://fr.pourelles.yahoo.com/40-pr%c3%a9noms-nouveaux-improbables-petites-filles-103700109.html

8番目の「フランボワーズ」って、完全に果物ですね。
まあ、可愛いですけど、フランボワーズちゃん

最初の候補なんかは、もともとバスク語で「兄弟」、
そしてつづりを変えると、ヘブライ語の「神は答えた」……だそうです。

この感じ、日本人が漢字のモトと辿ろうとするの似ているのでしょうね。